日本でも根強い人気を誇る韓国時代劇ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』。その構成は女官編と医女編のふたつに分けることができるが、医女編から登場するのが、ヨリだ。
医女になったチャングムの先輩であり、医務官たちからの信頼も厚いが、ある事件を機にチャングムを敵視するようになり、チェ一族と組んで彼女を宮中から追い出そうと企てる。
【写真】チャングム意地悪女官ヨンノ演じたイ・イプセ、今年4月に結婚していた!!
演じたのは女優イ・セウン。1980年8月31日生まれの彼女は世宗(セジョン)大学映画芸術科卒業後、1999年MBC公開採用俳優28期で芸能界デビューした。
2002年に韓国で大ヒットしたドラマ『野人時代』でその名が知れ、2003年9月から韓国で放映される『チャングム』に出演したわけだが、『チャングム』撮影中はちょっぴり複雑だったそうだ。
というのも、劇中ではチャングムと対立する先輩医女だったが、現実世界ではイ・ヨンエよりも若くて芸歴も浅い。何よりも彼女は、中学時代からイ・ヨンエの大ファンだったという。彼女は韓国メディアの取材でこう言っている。
「だからキャスティングされたときは嬉しいと同時にプレッシャーも感じました。でも、ヨンエ先輩ら共演者の皆さんがいろいろと面倒を見てくれて。
撮影中、ヨンエ先輩は役名で私を呼んでくれたのですが、私の最後の出番の日には台本に“これからも(出演作を)見ていますよ”と書いてくれたんです。久々に会ったときも“いつも見ているよ”と声をかけてくれます。そんな素晴らしい先輩と出会えただけでも、『チャングム』に出演した甲斐がありました」
『チャングム』以降、イ・セウンは2004年のホラー映画『コックリさん』でスクリーン初進出初主演。ドラマでも『頑張れ!!クムスン』(2005年)、『愛は奇跡が必要だ』(2005年)などに出演した。
『淵蓋蘇文』(2006年)、『百済の王 クンチョゴワン』(2010年)といった韓国時代劇ドラマにも出演している。
プライベートでは2015年3月に3歳年下の金融マンと結婚。そのお相手が韓国の有名証券会社である富国(プグッ)証券のオーナー一族の息子であることが分かり、大きな話題になった。
2016年には女の子を出産したイ・セウン。以降、目立った芸能活動はないが、『チャングム』ファンにとっては忘れられない女優のひとりだろう。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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