2025年は“ヒーリング・ドラマ”の当たり年!疲れた心に沁みる癒しの韓国ドラマ3選

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ここ数年、韓国ドラマの中で「ヒーリング」のジャンルがすっかり定着した。

特に2025年は『おつかれさま』『いつかは賢いレジデント生活』『君は天国でも美しい』『隠し味にはロマンス』『未知のソウル』など、癒しの名作が続々と登場した年だ。その中から特に、“ウルっときて癒される”3作品を紹介する。

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『君は天国でも美しい』(全12話)

天国を舞台に、名優キム・ヘジャとソン・ソックが年齢差のある夫婦の再会と深い絆を描くファンタジックなヒューマンラブコメディ。『まぶしくて―私たちの輝く時間―』のスタッフが再集結し、繊細な演出と温かい世界観が高く評価された。

「80歳の今の君が一番美しい」という生前の夫の言葉を胸に、天国でもあえて80歳の姿で生き直すことを決めたヘスク(演者キム・ヘジャ)。かたや30代の青年として天国では軽やかに暮らす夫ナクジュン(演者ソン・ソック)との再会に戸惑いながらも、生前の罪や後悔、忘れていた悲しい記憶と向き合っていく。

【ヒーリングポイント】

死別した夫婦やペットとの再会が温かく描かれ、「天国がこんな場所であってほしい」と願わずにはいられない。人生の後悔や死生観という重くなりがちなテーマをファンタジックに包み、死の先にあるかもしれない世界の存在に希望を見出させてくれる。伏線回収も見事で、さらに泣かされ余韻が残る。実年齢でも83歳のキム・ヘジャのチャーミングな演技は、笑えて泣けて、癒し度がいっそう深まる。

(画像=JTBC)

『いつかは賢いレジデント生活』(全12話)

大ヒットドラマ『賢い医師生活』シリーズのスピンオフ作品。産婦人科の若き研修医たちが、過酷な医療現場で直面する悩みや壁、葛藤を新人医師の視点で描くメディカルヒューマンドラマ。

借金返済のため嫌々研修医生活を再開したイヨン(演者コ・ユンジョン)は、病院を辞めたい気持ちに揺れる毎日を過ごすが、患者の緊急事態に直面する中で、改めて医師としての使命とやりがいに目覚めていく。

【ヒーリングポイント】

失敗を重ねながらも仲間と支え合い、成長する姿に心が温まる。命の誕生や患者とのふれあい、指導医の厳しくも温かい言葉が深い余韻を残す。新人らしい思い込みや奮闘も愛おしく、見終わった後は爽快感と作品ロスのギャップに心を揺さぶられるはず。TOMORROW X TOGETHERとのドラマ内コラボも華やかで、韓国ドラマとK-POPの新たな方向性も感じられる。

(画像=tvN)

『未知のソウル』(全12話)

現代社会での生きづらさを繊細に描いたヒューマンドラマ。セリフの一つひとつが胸に響き涙を誘うが、見終わる頃にはスッキリと前向きな気持ちになれる素敵な作品。地味なテーマ、かつドラマチックな展開がないにもかかわらず、じわじわと心に沁みながら最後まで飽きさせない演出が素晴らしい。GOT7ジニョンの“泣きの演技”も注目を集めた。

双子の姉妹ミレとミジ(演者パク・ボヨン)は、見た目はそっくりなのに性格も現在の境遇もまったく異なる。都会での会社生活に疲弊する姉ミレを救うため、妹ミジは一時的にお互いの人生を交換しようと提案する。二人は互いの人生を歩いてみることで、初めてそれぞれの痛みや本当の自分を見つけていく。

【ヒーリングポイント】

「あなたはあなたのままでいい」とそっと背中を押してくれるような温かさがある。姉妹が弱さを見せながらも自分らしさを取り戻していく姿は希望にあふれ、祖母の言葉をはじめ心に沁みるセリフが多く、年代を問わず、現代を生きる女性たちにシンパシーを与えてくれる。10CMらが手がけたOSTも秀逸で、作品の世界観により深く没入できる。何より、“35歳の童顔の妖精”パク・ボヨンという存在自体が最高の癒しだ。

(文=田名部 知子)

(画像=tvN)

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