注目を集めるNetflixシリーズ『おつかれさま』で主役を務めるのはパク・ボゴムとIUである。2人には、過去の主演作で名作がとても多い。その中で、ベスト5を選んでランキング形式で紹介しよう。
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●ランキング5位『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』(2019年)
無念の境遇を抱えたまま死んでいく幽霊のためのホテル……社長のマンウォルをIUが演じている。わがままな性格だが、あの世に旅立つ途上の死者たちの気持ちをよく理解している。そんなマンウォルによって20年前に助けられたのがチャンソン(ヨ・ジング) の父親だ。その恩があり、チャンソンは幽霊が恐いのにホテルマンになった。以来、2人の共同作業によって、ファンタジーな世界が広がっていく。
●ランキング4位『雲が描いた月明り』(2016年)
パク・ボゴムが演じるのは世子(セジャ)のイ・ヨン。歴史的なモデルは孝明(ヒョミョン)世子でとても有能な人格者だった。しかし、21歳で急死してしまった。本当に惜しまれた孝明世子をパク・ボゴムが凛々しく演じて評価を高めた。共演のキム・ユジョンが男装して内官に扮し、世子と熱いラブロマンスを繰り広げた。それにしても、パク・ボゴムの韓服姿は本当に似合っていた。
●ランキング3位『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』(2016年)
ドラマの設定が本当にユニークで、ヒロインのIUが演じる現代女性が高麗時代にタイムスリップしてイケメン皇子たちとラブロマンスを展開していく。後半は重厚な歴史劇となり、スケールの大きい愛憎劇が繰り返される。イ・ジュンギ、カン・ハヌル、ナム・ジュヒョクなどの美男系がたくさん皇子に扮しており、IUの存在感も格別だった。
●ランキング2位『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(2015~2016年)
韓国でオリンピックが開催された1988年、ソウルの下町で仲良く暮らす人々の暮らしや交友関係が生き生きと描かれている。ヒロインのソン・ドクソン(ヘリ)の一家が物語の中心。両親と子供3人の騒がしい関係が大いに笑える。幼なじみとなった高校生たちの生活ぶりも面白く描写されており、囲碁の天才棋士テクに扮したパク・ボゴムの抒情的な表情がとても良かった。彼は繊細な表現力を多彩に見せていた。
●ランキング1位『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』(2018年)
不遇な生活に疲弊するジアン(IU)にとって、文字通りの救世主となってくれたのがドンフン(イ・ソンギュン)だった。彼は社内で左遷されていて、いつも鬱屈していた。そんなドンフンとジアンが会社の派閥抗争に巻き込まれながら人間的な触れ合いを重ねていく。随所に泣けるポイントがあるが、特に終盤の展開が素晴らしかった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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