【名作劇場】ツンデレ世子と男装宦官の青春ロマンス『雲が描いた月明り』

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日本でも人気のパク・ボゴムが主演したドラマ『雲が描いた月明り』。本作は、韓国ネット上で絶大な人気を集めたWEB小説を映像化した作品で、朝鮮王朝時代後期を舞台に、宮中の陰謀や甘く切ない恋が描かれている。

聡明な頭脳と政治手腕を持ちながら、史実では22歳の若さで亡くなった悲劇の世子イ・ヨン役を務めたパク・ゴウンは、キャスティングが発表されたときから、ハマり役だと好評だった。

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一方、男装のヒロイン・ラオン役の選定は難航した。特に、男性と女性の両面を表現しなければならないラオンの演技は難しい。

それだけに原作ファンからも、「演技が上手い俳優にやって欲しい」という声が後を絶たなかった。

そんななか、キャスティングされたのが、『トンイ』『太陽を抱く月』などで、ハン・ヒョジュやハン・ガインの子役を演じたキム・ユジョンだった。本作は“天才子役”として名を馳せたキム・ユジョンのドラマ初ヒロイン作でもあるのだ。

甘酸っぱい青春ロマンスに胸キュンが止まらない!

見どころはなんといっても、ツンデレ世子イ・ヨンと男装の宦官(去勢した官吏)ラオンの淡く切ないラブロマンス。

もちろん、恋物語に欠かせないのが、魅力的な恋敵の存在だ。イ・ヨンとラオンと三角関係を形成するキム・ユンソン役をB1A4のジニョンが演じている。

俳優経験も豊富な“演技ドル”であるジニョンが演じるキム・ユンソンは、朝鮮王朝の名家出身のエリートだ。

また、イ・ヨンの妻チョ・ハヨン役には、若手女優チェ・スビンが抜擢。イ・ヨンに、激しい嫉妬欲を燃やす強烈な人物。四人が織り成す恋は常に二転三転。甘酸っぱい青春ロマンスは、目が離せない。

このドラマのもうひとつの魅力は、恋愛面だけではなく、イ・ヨンの成長にも主軸が置かれている点だ。

それが、表題にも現れている。“月明かり”は“王”、“雲”は“民”。つまり、“民が創る王”となるのだ。王の後継者として悩み苦しむ世子のヨンは、表題のように民衆のための王になれるのか。極上の青春ロマンスと合わせて注目したい。

ドラマ『雲が描いた月明り』(写真=KBS)

【ストーリー】男装のラオンを約束の場所で迎えたのは…

街のタバコ屋に勤めるラオン(キム・ユジョン)は、女性関連の悩み相談の専門家として名が知れていた。ラオンに相談が集まるのは、彼女が男装した女性だったからだ。

様々な悩みを聞くラオンだがある日、過去にラブレターの代筆をしてあげたキム・トリョンから急な伝言が届いた。なんと、意中の相手から会おうと連絡が来たというのだ。しかし、トリョンはラオンに代理で会って欲しいと依頼する。仕方なく、約束の場所に向かったラオンを迎えたのは……。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

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