新作ドラマの『ヒーローではないけれど』は、韓国のJTBCで土日ドラマとして放送されており、日本でもNetflixで視聴できる。このドラマは、ある現代病によって超能力を失ってしまった一家と、彼らの前に現れた不思議な女性との交流を描いたラブロマンスである。
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主演を務めるのは、幸せだった過去に戻ることのできる能力の持ち主であるポク・ギジュを演じるチャン・ギヨンだ。そして、ギジュの運命の女性ト・ダヘに扮したチョン・ウヒである。2人は息の合った演技を見せてくれる。
共演者の顔ぶれを見てみよう。
ギジュの母親で予知夢(未来に起こる出来事を予知する夢)を見る能力の持ち主ポク・マヌム役のコ・ドゥシム、ギジュの姉で飛行能力の持ち主ポク・ドンヒ役のキム・スヒョン、ギジュの娘ポク・イナ役のパク・ソイ、ギジュの父親オム・スングン役のオ・マンソクとなっている。
この中では特に、コ・ドゥシムの母親の情愛を感じさせる表現力がすばらしかった。
それでは、一番大事なドラマの序盤を見てみよう。第1話では、主人公となるポク・ギジュとト・ダヘの運命的な出会いが描かれていた。そのきっかけとなったのは、ダヘが海で溺れていたギジュを助けたことだった。これにより、ダヘはポク一家と縁ができたのである。
その後、不眠症に悩んでマッサージ店を訪れたマヌムは、そこの店員だったダヘと再会する。彼女のマッサージによって久しぶりに深い眠りにつくことが出来たマヌムは、予知夢でポク家の指輪をはめたダヘの姿を見たことで、彼女が自分たちの一家を救う救世主だと確信する。
マヌムは、超能力を失い危機に置かれた家族たちを救ってもらおうと思った。そこで、ダヘはポク家に招かれた。その日はギジュの娘のイナの誕生日であり、事故で亡くなったギジュの妻イ・セヨンの命日だったのである。そんな日に他人を招いたことでポク一家は言い争いをしてしまうのだが……。
このような展開で進んでいく『ヒーローではないけれど』。第1話を紹介したが、興味を持って視聴すれば、ストーリーがどんどん面白くなっていくだろう。それほど奥が深いドラマなのである。
果たして、ギジュとダヘの関係は今後どうなっていくのか。そしてダヘは本当にポク一家を救う救世主なのだろうか。今後の展開から目が離せない。
文=大地 康
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