テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』では、3月12日の第13話でピョンガン王女(キム・ソヒョン)が平原(ピョンウォン)王(キム・ボプレ)の前でついに夫を紹介した。それが、オン・ヒョプ将軍(カン・ハヌル)の息子であったオン・ダル(ナ・イヌ)である。
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悪徳高官コ・ウォンピョ(イ・ヘヨン)が本当に驚愕していた。というのも、オン・ヒョプ将軍はコ・ウォンピョの策略によって処刑された人物なのである。それなのに彼の息子としてオン・ダルが国王の前に現れたので、コ・ウォンピョもまったく信じられなかった。
とはいえ、ピョンガン王女とオン・ダルの結婚は、周囲から認められない。罪を捏造されたとはいえ、オン・ヒョプ将軍は罪人として処刑されているので、その息子をピョンガン王女と結婚させるわけにはいかないのだ。
実際、オン・ダルとの結婚を公表したピョンガン王女に対して国王が激怒し、「王宮に戻ってきてからは騒ぎばかり起こしている。もはや娘として認められない。王宮から出ていけ」と強硬に娘を非難した。
しかし、これは平原王の親心であったことだろう。ピョンガン王女に反感を持つ部族会議のメンバーを封じ込めるために、国王はあえて王女に厳しい姿勢を見せたのである。そのことをピョンガン王女もよくわかっていた。彼女は国王に陰ながら挨拶をして王宮を去って行った。そして、オン・ダルと一緒に仲間が待つ幽霊谷に帰っていったのである。
今後は、形の上でもピョンガン王女とオン・ダルは夫婦を演じなければならなかった。そうしなければ、幽霊谷のみんなと国王を納得させることはできない。それゆえ、2人は「かりそめの夫婦」として生きていく覚悟を決めた。もちろん、本心でも2人は早く正式な夫婦になることを望んでいたのだが……。
しかし、黙って見ているようなコ・ウォンピョではない。彼はかならず「悪魔の罠」を仕掛けてくる。ピョンガン王女とオン・ダルは果たしてどのように対抗しようとするのか。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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