『王女ピョンガン』を大きく動かす「謎めいた存在」は果たして誰なのか

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』では、3月7日の第10話で、ピョンガン王女(キム・ソヒョン)が悪徳高官の罠にかかってしまった。というのは、コ・ウォンピョ(イ・ヘヨン)が消奴(ソノ)部族長の養女で薬草店を営むヘ・モヨン(チェ・ユファ)に、太子が飲む薬に毒を混ぜたふりをさせたのである。

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そのことを平原(ピョンウォン)王(キム・ボプレ)の前で告発したピョンガン王女であったが、結局は毒が入っていなかった。その結果、ピョンガン王女はすっかり信用をなくし、平原王から謹慎処分を言い渡された。すべてコ・ウォンピョが仕組んだことであり、ピョンガン王女は罠にはまってしまった。

この一件でコ・ウォンピョの命じるままに動いたモヨンという女性。その正体が徐々に明らかになってきた。なんと、彼女は高句麗(コグリョ)と敵対する新羅(シルラ)のスパイであった。モヨンは敵国の内情を偵察する目的で高句麗に忍び込み、消奴部族長の命を助けたことから養女となり、そして、薬草店を開きながら高句麗の国内事情をさぐっていたのである。

このように、本当にモヨンは謎めいた女性だ。果たして、誰の味方をするのかまったくわからなかった。一応は、コ・ウォンピョに協力して自分の身の安全を確保しようとしているのだが、状況が変われば寝返る可能性も高い。

要は、新羅にとって誰が最も役に立つかを常に見極めているのだ。そういう意味では、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』というドラマの中で最も得体の知れない存在になっている。

写真=Victory contents

物語を大きく動かす存在

コ・ウォンピョの息子であるコ・ゴン(イ・ジフン)は、モヨンのことを常に警戒しながら、彼女を味方に引き入れようとしている。彼の一番の目的はピョンガン王女を救うことであり、そのためにモヨンを利用しようと狙っているのだ。

今やモヨンが『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』を大きく動かす存在になってきた。ドラマの鍵を握ってきた彼女の動向から目が離せない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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