【『イ・サン』の舞台裏】チョン・ヤギョン役ソン・チャンウィの撮影秘話

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『イ・サン』。終盤になって新たに登場した重要なキャラクターが天才学者の丁若鏞(チョン・ヤギョン)であった。

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もともと『イ・サン』では、主人公イ・サン(イ・ソジン)の側近として大活躍したのは洪国栄(ホン・グギョン)であったが、彼が王妃を毒殺しようとして失脚し、その後に亡くなってしまった。そんな洪国栄と入り替わるように登場してきたのが丁若鏞だ。

彼は天才的な実学者であり、後には思想家としても名著をたくさん書いている。朝鮮王朝後期の偉人だと言っても過言ではない。そんな丁若鏞を演じたのが俳優のソン・チャンウィである。

彼はドラマの後半に俳優陣に加わることになったので、撮影スタッフと打ち解けるのが大変だったに違いない。そのときに、貴重なアドバイスをくれたのが洪国栄を演じたハン・サンジンだったという。

彼とソン・チャンウィは同じ大学の出身で以前から知り合いだった。そこでソン・チャンウィに対して、ハン・サンジンは現場の雰囲気や撮影の際に大事なことをさまざまにアドバイスしてくれた。そのことがとても参考になったとソン・チャンウィは感謝していた。

『イ・サン』でチョン・ヤギョンを演じたソン・チャンウィ

初めての時代劇

彼としては、『イ・サン』が初めての時代劇だった。そのために時代劇特有のセリフにうまく適応できないで苦労したという。よくNGを出してしまったそうだ。

また、時代劇用の扮装をすることも全く慣れていなかった。特に、ソン・チャンウィが演じた丁若鏞は滑らかに喋るシーンがたくさんあったが、口をよく動かしたのですぐに付けヒゲがずれてしまった。それだけに、付けヒゲがずれないように話さなければならず、かなり神経をつかったという。

また、イ・ソジンとのエピソードも面白い。ソン・チャンウィはこう語っている。

「イ・ソジンさんはとても優しくて、同時にいたずらが好きな人なんです。イ・ソジンさんは暗記力が抜群ですぐにセリフを覚えてしまうのですが、私はセリフを覚えるのに時間がかかりました。そんなとき、イ・ソジンさんは私のセリフを混乱させるようないたずらをよくしてきましたね」

そういうやりとりの中でソン・チャンウィはドラマ『イ・サン』の撮影現場に慣れていき、自分の演技がやりやすくなったそうだ。

文=大地 康

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