518年も続いた朝鮮王朝には全部で27人の王が存在した。その中で一番長生きしたのが21代王の英祖(ヨンジョ)である。
これまで韓国では様々な韓国時代劇が放送されてきたが、その中で英祖が登場した作品をいくつか紹介しよう。
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最初に紹介するのは1998年に放送された時代劇『大王の道』だ。このドラマは、イム・ホが扮する英祖の息子の思悼世子(サドセジャ)を主人公として描かれた時代劇で、俳優のパク・クニョンが英祖を演じていた。
その後、2001年の『洪國榮-ホン・グギョン-』でチェ・ブラム、2002年の『暗行御史~パク・ムンス』でチョ・ミンギ、2007年の『正祖暗殺ミステリー8日』でキム・ソンギョムがそれぞれ英祖に扮していた。
『正祖暗殺ミステリー8日』が放送された2007年には『イ・サン』も放送されており、韓国ドラマでよく見る俳優イ・スンジェが英祖として出演している。
現在BS日テレで2021年5月26日から放送されているハン・ヒョジュ主演の時代劇『トンイ』。初めて放送されたのは2010年だ。この作品では王になる前のヨニングン(延礽君9として登場するも、最終回だけ英祖として登場した。ヨニングンのころは俳優イ・ヒョンソク、王になってからはイ・ソノが見事に演技を披露した。
『トンイ』以降は、2011年の『ペク・ドンス』のチョン・グックァン、2014年『秘密の扉』のハン・ソッキュ』、2016年『テバク~運命の瞬間(とき)~』のヨ・ジングなどが王の魅力を最大限に発揮する演技を見せている。
そして、最後に紹介するのが現在、日曜日の午後11時から放送されている『ヘチ 王座への道』だ。
この作品では、英祖が王になる前のヨニングンの時代を描いた作品で、そのヨニングンに扮しているのが俳優のチョン・イルだ。
以上のように、これまでたくさんの俳優たちが演じてきた21代王の英祖。朝鮮王朝で一番長生きした王だけあって、ドラマで取り上げられることも多いのだろう。
文=大地 康
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