『愛の不時着』や『梨泰院クラス』といったドラマ人気もあって、第4次韓流ブームが起きているとされる昨今だが、その始まりと言える第1次韓流ブームの主役は“ヨン様”と呼ばれたペ・ヨンジュンだった。
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そのペ・ヨンジュンのスクリーン・デビュー作が、実は時代劇だったことをご存じだろうか。それもタイトルは『スキャンダル』という刺激的なものだった。
原作はフランスの作家ピエール・ジョルデロ・ラクロが1782年に発表した小説『危険な関係』。世界的に有名なこの古典恋愛小説をモチーフに、朝鮮王朝後期を舞台設定として描いた『スキャンダル』
都会的で洗練された風貌のイメージが強かったぺ・ヨンジュンが、口髭をつけて民族衣装に身をまとい、憎たらしいほどのプレイボーイを演じたことで、韓国はもちろん、日本でも大きな話題となった。
また、ペ・ヨンジュン扮するチョ・ウォンに恋愛ゲームを持ちかけるチョ夫人にはイ・ミクス、その恋愛ゲームの対象となるヒヨンにはチョン・ドヨンなど、実力派女優が扮して話題にもなった。
舞台は18世紀末の朝鮮王朝。高官ユ長官の妻チョ夫人(イ・ミスク扮)は子宝に恵まれず、16歳の娘ヒヨンを夫の側室に迎えることにしたが、内心は穏やかではなかった。
そこで愛していたが従弟であるため結婚できず、官職を嫌って優雅に書画を楽しみながら女たちと戯れるプレイボーイのチョ・ウォン(ペ・ヨンジュン扮)に、16歳の娘を誘惑するよう持ちかける。
だが、ウォンはそれでは賭けにならないとして断り、婚約者に先立たれも貞操を守り続ける女性ヒヨン(チョン・ドヨン)を落としたら褒美が欲しいと切り返すし、危険な恋愛ゲームが始まるが……。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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