『馬医』歴史解説!18代王・顕宗の母親・仁宣大妃はどんな女性?

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チョ・スンウが主人公ペク・クァンヒョン役を務める時代劇『馬医』。2012年に一度放送されたこのドラマは、現在テレビ東京の韓流プレミアで放送中である。

その『馬医』に出演する女優のキム・ヘソンが演じているのが仁宣(インソン)大妃だ。

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仁宣大妃は、朝鮮王朝17代王・孝宗(ヒョジョン)の妻で、18代王・顕宗(ヒョンジョン)の母親だ。

彼女は、16代王・仁祖(インジョ)の時代に、朝鮮王朝が清の侵攻を受けて敗北したことで、仁祖の長男の昭顕(ソヒョン)世子夫婦や二男の鳳林(ポンリム)大君(後の孝宗)と一緒に清の人質になっていた。

『馬医』で仁宣大妃を演じたキム・ヘソン

大妃としての強い影響力

そのときに生まれたのが18代王・顕宗で、彼は27人の王の中で唯一外国で生まれた王なのである。

1645年に人質から解放されて朝鮮王朝に戻ってきた仁宣大妃。

本来なら長男の昭顕世子がいるので、鳳林大君は王になることができなかった。しかし、昭顕世子は清から帰国して2カ月後に急死してしまう。

そのため、1649年に仁祖の後を継いで鳳林大君が17代王・孝宗として即位した。

孝宗は父親の仁祖同様に清を憎み侵攻を願っていたが、このとき清はすでに中国大陸を支配するまでに成長していたため、結局は清に攻め込むことはできなかった。

その孝宗が1659年に世を去ると、顕宗が18代王として即位したので、仁宣大妃は母親として強い影響力を持つようになった。

『馬医』の物語の中で、昭顕世子の死に重臣が関わっていると考えていた仁宣大妃。彼女は、その重臣たちを敵に回すと顕宗が昭顕世子と同じ目にあうかもしれないと恐れを感じていた。

そんな仁宣大妃を、キム・ヘソンはどのように演じるのだろうか。

文=大地 康

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