チン・セヨンが『オクニョ』の撮影で一番辛かったシーンとは?

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今やチン・セヨンは、時代劇のヒロインとして本当に有名になった。最初は『オクニョ 運命の女(ひと)』に抜擢されて、時代劇の巨匠のイ・ビョンフン監督のもとで主演女優に扮した。

このドラマで大人気となったチン・セヨンは、その後も『不滅の恋人』ではユン・シユンとチュ・サンウクと共演し、朝鮮王朝時代の究極の愛を演じた。

さらに、チン・セヨンは2019年放送のドラマ『カンテク~運命の愛~』に主演し、難しい1人2役に挑戦した。

このように、ドラマの名前を挙げるだけでもチン・セヨンが時代劇で重要な役を演じていることがよくわかる。

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そんな彼女にとって、やはり一番大きな出会いだったのは『オクニョ』でイ・ビョンフン監督に抜擢されたことだ。

イ・ビョンフン監督といえば、演技指導が厳しいことでもよく知られる監督だが、それはチン・セヨンの場合でも例外ではなかった。

制作がスタートする2カ月前から、チン・セヨンはイ・ビョンフン監督と1対1で台本読みを繰り返した。

チン・セヨン

撮影での苦労

その際にイ・ビョンフン監督は、チン・セヨンに対してセリフが関連している場面設定にも説明を加えて、細かい指導を行なっている。

こうした演技指導は、時代劇に慣れていなかったチン・セヨンにとっては、本当にありがたい指導だった。それによって、自信を持って実際の撮影に臨むことができたという。

このようにして撮影は無事に済んだのだが、振り返ってもチン・セヨンが「本当に辛かった」という場面が2つある。

1つは水責めのシーンだった。これは誰にとっても辛いことだ。撮影とはいえ水責めを受けることは、実際に拷問を受けるような感じだろう。

もう1つのシーンは、縛られたままで這いつくばって食事をする場面だった。これも身体中に痣ができるほどに苦労したという。

俳優であれば、撮影で苦労するということは職業的にも仕方がないのかもしれないが、チン・セヨンも辛い2つの撮影を経て、主演女優として『オクニョ』をやり切ったのである。

文=大地 康

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