ロウンが、30代を迎えるにあたっての“俳優ロウン”としての姿への期待を語った。ソウル鍾路(ジョンロ)区・三清洞(サムチョンドン)のカフェで、Disney+オリジナルシリーズ『濁流』に出演したロウンのインタビューが行われた。
『濁流』は、朝鮮のすべての富と物資が集まる京江(キョンガン)を舞台に、混迷の世を正し、人間らしく生きるためにそれぞれの夢を追う人々を描いた運命開拓アクションドラマである。
ロウンは劇中、主人公チャン・シユルを演じ、荒々しいごろつきとしてデビュー以来もっとも強烈な演技変身を見せた。
作品を終えた感想についてロウンは「演じながらも、心がほどけるような感覚がありました。自分のいろんな面がシユルを通じて解放されていくようで、とても爽快でした。撮影が終わるたびに“美味しい”と感じました」と笑い、「これからはもっと真摯に演技に向き合って、うまくやっていきたいと思います。28歳でしかできない演技を、毎日全力で出し切った気がします」と振り返った。
入隊を控えるロウンは、最近の自身の変化について次のように語った。
「結果よりも過程に満足を感じることが、自分のためになる気がします。選択と集中も自分のためだと思います。何かを“持つ”ことより、“分かち合う”ことで幸せを感じることが、ようやくわかってきました」
そして印象的なエピソードも次のように語った。
「会社の方に“君はいいエネルギーを持っています。多くの人にそれを与えているんだ”と言われました。そのあと、あるファンの方がホスピス病棟にいらっしゃった時に、僕を知って元気を取り戻されたと聞きました。その話を聞いた瞬間、どうしても無視できなくて、その方に会いに行き、サインやグッズもお渡しして日本のファンミーティングのチケットも差し上げました。さらに、ご夫婦でお食事ができるように、レストランの会計も済ませておきました」
続けて「その方が元気になられたこと自体がすごくうれしかったですが、自分が“誰かにとってそんな存在になれるんだ”と思うと、本当に幸せでした。もっとポジティブなエネルギーを分かち合いたいと感じましたし、その経験が私をより良い人間として生きさせてくれる原動力になっています」と温かい笑みを見せた。
除隊後、30代の俳優として戻ってくる心境を問われると、ロウンは「すごくセクシーになってると思います。本当に」と自信満々に答え、会場を笑わせた。
さらに「すごく楽しみですし、40代も50代も楽しみ。もう少し肩の力を抜いて、いろんなことを経験できる気がしています」と未来への期待を語った。
最後にファンへ向けて「すぐに順応しますし、かっこよく兵役を務めるので心配しないでください。戻ってきた僕を楽しみにしていてください。1年半の間、僕の出演作がいろいろなOTTチャンネルで配信されるので、ぜひチェックしてもらえたらうれしいです」と、笑顔でメッセージを締めくくった。
(記事提供=OSEN)
■【写真】Disney+初の韓国時代劇で主演を務めるロウン、入隊直前に魅せた最後の変身
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