女優パク・ボヨンがドラマ『未知のソウル』の成功的な放送終了を受けて、心境を語った。
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4年ぶりのテレビドラマ復帰となった今作について、「安心して過ごせる日々だった」と笑顔を見せた。
パク・ボヨンは、6月29日に最終回を迎えたドラマ『未知のソウル』で、顔は同じでもすべてが正反対の双子の姉妹、ユ・ミジとユ・ミレの1人2役を熱演している。
先日、所属事務所のBHエンターテインメントの社屋で行われたインタビューで、パク・ボヨンは「毎週『未知のソウル』を観ながら、脚本を読んだ時よりもはるかに豊かに仕上がっていると感じました。本編を観ながらも幸せで、誇らしい気持ちでした。実際、撮影はとても大変でしたが、多くの方に愛していただき、応援していただいて本当に幸せでした。物足りなさよりも、すべてに満足できた作品です」と振り返った。
最終回の結末については、「イ・ガン作家らしいエンディングだったと思います。物語は前進する途中で、“終止符”ではなく“開かれた結末”という形で締めくくられました。個人的には閉じた結末の方が好みですが、これはこれでイ・ガン作家らしくて良かったです。正解ではないにしても、キャラクターたちが現実に足をつけているように感じられて、視聴者の皆さんにも自分の姿を投影して見ていただけたのではないでしょうか」と語った。
パク・ボヨンにとってテレビドラマ出演は、2021年の『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』以来4年ぶり。
久々のテレビ復帰で好成績を収めた彼女は、「毎朝起きてエゴサーチするのも、放送中の作品に対する反応をリアルタイムで確認できるのも、何より、気楽に検索できたのも久しぶりでした。反応も良くて、面白い意見も多く、毎回反応を見るのが楽しかったです」と語った。
「今回は1人2役ということで、労力は2倍かかりましたが、どの作品も最善を尽くしているので、今回もいつも通りにやったと思っています。ただ、今回は特に反響が大きかったので、正直少し戸惑っている部分もあります」と率直な心境も明かした。
また、作品の人気の理由については「登場人物とそのメッセージ性にある」と分析。
「私のシーンだけでなく、ほとんどのキャラクターが何らかの欠落やハンディキャップを抱えています。誰か特定の人ではなく、多くの人々に“それでも大丈夫だよ”と語りかけてくれるような内容です。他人の人生が自分より立派に見えても、内側を覗いてみると決して楽ではないことが分かります。だからこそ、理解し合い、努力しようとする姿勢が、最終的に自分自身にも影響を与えてくれる。そんなことが表現されていたと思います」と語った。
さらに、「夜に爪を切るとネズミが食べて、自分に化けて現れる、という話がありますけど(笑)、とてもしんどい時は自分の代役が出てきてほしいと思ったこともありました。でも結局、今が幸せだと思えるようになりました」と心境を吐露。
「台本を読んでいて励まされたセリフもたくさんあります。たとえば“シカがライオンから逃げたらゴミなの?”というくだりとか。人生で何かを後悔したり、選択が間違っていたと思ったりしても、その時の自分なりに最善を尽くした結果だったはず。そういう選択を責めないでくれるセリフが、とても心に響きました。結果がうまくいかなくても、私たちは皆懸命に生きている。だから『大丈夫だよ』って言ってもらえた気がします」と語った。
4年ぶりのテレビ復帰作で、再び“信じて観られる女優”としての存在感を示したパク・ボヨン。今後のさらなる活躍にも期待が高まる。
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