王女や王妃を品よく美しく演じる万能女優ホン・スヒョン

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ホン・スヒョンという女優は、現代劇でも時代劇でもオールマイティに活躍しており、時代劇であれば2つの大きな役で強烈な印象を残している。

1つは、パク・シフとムン・チェウォンが主演した『王女の男』で、敬恵(キョンヘ)王女に扮したことだ。ホン・スヒョンとしても、この役ではかなりプレッシャーが掛かったことだろう。

なぜなら、敬恵王女は朝鮮王朝で一番美しい王女と呼ばれていたからである。歴史書の中で、彼女の美しさは伝説になっているほどだった。

【写真】韓国史で「最も美しかった王女」と「一番金持ちだった王女」は誰なのか

そんな実在の人物に扮するのだから、ホン・スヒョンもかなり覚悟を決めて演技に没頭したことだろう。

結果から見れば、『王女の男』においてホン・スヒョンの美しさは際立っており、華やかな王妃の韓服もよく似合っていたし、朝鮮王朝時代の女性の佇まいもよく再現していた。

ホン・スヒョン

『王女の男』は時代劇としてとても評価が高かったが、ホン・スヒョンが果たした役割もとても大きかったと言える。

この敬恵王女の役がとても好評だったので、ホン・スヒョンには時代劇の大役が再び回ってきたに違いない。それが、キム・テヒが主演した『チャン・オクチョン-張禧嬪-』で仁顕(イニョン)王后を演じたことだ。

仁顕王后といえば、歴史的には張禧嬪(チャン・ヒビン)にいじめられた王妃としてよく知られている。聖女のように性格がすばらしかったという。

高い評価を得たホン・スヒョンの演技

ハン・ヒョジュが主演した『トンイ』では、パク・ハソンが仁顕王后の役を演じていた。それがとても評判がよかったので、その後に演じたホン・スヒョンもパク・ハソンの存在をかなり意識したのではないだろうか。それは、同じ女優であれば仕方がないことであろう。

とはいえ、仁顕王后を演じたホン・スヒョンの演技もとても評価が高かった。

『王女の男』の王女から王妃に役柄が変わったことで、敬恵王女とは違ったイメージを醸し出していた。

ホン・スヒョンは、『チャン・オクチョン-張禧嬪-』で仁顕王后を品よく美しく演じていた。

こうして、ホン・スヒョンは歴史的に有名な仁顕王后に対して、新しい存在感を印象付けたのである。

文=大地 康

♢ホン・スヒョン プロフィール
生年月日:1981年 2月 15日生まれ
身長:169cm
星座:みずがめ座
学歴:同徳女子大学放送芸能学科
デビュー:1996年「ジョンソン・エンド・ジョンソン」モデル選抜大会

☆主な出演作
『ゴースト』(ドラマ、1999年)
『おいしいプロポーズ』(ドラマ、2001年)
『結婚しましょう』(ドラマ、2002年)
『王の女』(ドラマ、2003年)
『かけがえのない我が子』(ドラマ、2004年)
『大祚榮』(ドラマ、2006年-2007年)
『天使の誘惑』(ドラマ、2009年)
『王女の男』(ドラマ、2011年)
『チャン・オクチョン-張禧嬪-』(ドラマ、2013年)
『マッド・ドッグ』(ドラマ、2017年)
『金持ちの息子』(ドラマ、2018年)

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