『推奴』脚本家が14年ぶり復帰!Disney+新作『濁流』に込めたメッセージは?

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Disney+初のオリジナル時代劇シリーズ『濁流』の誕生経緯と独自の世界観が公開された。

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9月26日より配信開始となる『濁流』は、青く澄んだ美しい景観が一変し濁流に変わり果てた無法地帯、京江(キョンガン)を舞台に、混沌とした世の中を覆し、人間らしく生きるためにそれぞれ異なる夢を抱いた人々の運命を描くアクション時代劇だ。

2010年に斬新な設定とアクションで大きな人気を博した『推奴~チュノ~』を手がけた、脚本家チョン・ソンイルの14年ぶりの復帰作としても注目を集めている。

チョン作家は「始まりはずいぶん前だった。『濁った水、濁った時代、清流を待つ心で』という一文だけを書いて止まってしまっていた」と語り、その後、歌手カン・ホダルリムの『独白』という曲からインスピレーションを受け、筆を進めたことを明かした。

「『絶望に疲れた人々がもう自分にすがらないようにして』という歌詞に心を動かされた。どんなに絶望的でも、つかんではいけないものがある。揺れながらも倒れない若者たちの物語を書こうと思った」

(c) 2025 Disney and its related entities

作品の舞台となる「京江」は現在の漢江一帯に位置する地域で、当時は多くの船と人々、そして金が流れる市場が形成されていた。

そこから生まれたのが「ワルペ」と呼ばれる集団。彼らは働き手を雇い商人たちの秩序を仕切り、さらには捕盗庁と結託して「急行税」「選択税」「松明税」など名目をつけて税を取り立て、京江を支配した。

『濁流』はこれまでの王族や両班中心の時代劇とは違って、この“ワルペ”を通じて庶民の生き様や感情をリアルに描き出す点で新鮮さを放っている。

監督は映画『王になった男』(2012年)で1000万人以上の観客を集めたチュ・チャンミン。

出演はロウン、シン・イェウン、パク・ソハム、パク・ジファンら実力派俳優が揃い、大胆かつ繊細な演技で物語を彩る。

さらに本作は「第30回釜山国際映画祭」のオン・スクリーン部門に正式招待され、今年最も期待されるシリーズの一つに数えられている。

『濁流』は、9月26日(金)より独占配信される(全9話/初回3話、以降毎週金曜2話ずつ)。

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