SBSドラマが視聴率と話題性の両面で成功を収め、韓国ドラマ界を牽引している。『わたしの完璧な秘書』『埋もれた心』『鬼宮』という三作連続ヒットを飛ばし、2025年の第1四半期を制覇した。これにより、SBSドラマは“見れば間違いないブランド”としての地位を確立し、成功時代を堂々と築いている。
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2025年最初のドラマ『わたしの完璧な秘書』は、仕事だけが得意なヘッドハンティング会社のCEOジユンと、仕事も完璧な秘書ウノによる密着ケア・ロマンスだ。
ハン・ジミンとイ・ジュンヒョクによる大人の癒し系ラブストーリーとして絶賛され、“完璧なロマンスバイブル”と称された。
放送3話目にして早くも視聴率が2桁を突破、最終回では自己最高視聴率11.3%、瞬間最高14%を記録。ターゲット層の2049視聴率も最高4.4%を叩き出し、2025年1~2月のドラマブランド評判ランキングでも1位に輝くなど、SBS金土ドラマの好発進を印象付けた。
続く『埋もれた心』は、20兆ウォン相当の政治裏金をハッキングした主人公ソ・ドンジュが、自身を陥れた絶対悪とその世界を崩壊させるべく命をかけた復讐劇である。
パク・ヒョンシクの大胆な演技変身、名悪役ホ・ジュノらキャストの熱演、息詰まる展開とアクションで高評価を得た。
最終回では自己最高視聴率15.7%を記録し、今年のミニシリーズ最高視聴率を達成、金土ドラマ枠の最強座を盤石なものとした。
さらに『鬼宮』は、SBSドラマ3連続ヒットを達成。霊媒師の運命を拒む巫女ヨリと、彼女の初恋の相手ユンガプの体に閉じ込められたイムギ・カンチョリが、王家に怨みを持つ怪物パルチョッキと対峙する魂争奪ファンタジーロマコメだ。
イムギの憑依という斬新な題材に加え、王宮ミステリーや韓国ホラー要素を絡め、世界中にKホラーファンタジーの魅力を発信。3週連続で同時間帯視聴率1位、土曜ミニシリーズ1位を独走し、2桁視聴率突破目前となっている。
SBSドラマ成功時代を築けた秘訣は、ロマンス、ジャンルもの、ファンタジー時代劇と、1つのジャンルにとらわれず多様な作品を投入した点にある。
それが視聴者の関心と話題性を確保し、グッドデータコーポレーション発表のTV・OTT話題性ランキングでは、作品と出演俳優が常に上位を占め、SNSやコミュニティでも圧倒的な話題性を誇っている。さらにフォーマット販売やグローバルOTT展開を通じ、SBS金土ドラマの世界的な影響力も高まっている。
『わたしの完璧な秘書』は放送2週目時点で、アメリカ、ブラジル、イギリス、フランス、UAE、インドなど123カ国で視聴者数1位を獲得した。
『鬼宮』は放送3週目で日本のLeminoアジアジャンルランキング1位、台湾Hami Video全ドラマ部門1位など、さまざまなグローバルOTTで1位を記録し、SBS金土ドラマの底力を証明した。SBSドラマはこうした圧倒的な視聴率と話題性を武器に、「ドラマ王国」としての地位をより強固なものとしている。
2025年下半期には、ナムグン・ミン×チョン・ヨビン主演の正統派感性メロ『私たちの映画』、ユン・ゲサン主演の韓国初のラグビードラマ『トライ:私たちは奇跡になる』、コ・ヒョンジョン×チャン・ドンユンのクライムスリラー『カマキリ』、チェ・ウシク×チョン・ソミン主演の『ウジュ・メリー・ミー』、チャン・ギヨン×アン・ウンジンの『キスはしなきゃよかった』、さらに2年ぶりの復活となるメガヒットIP『模範タクシー』シーズン3など、強力ラインナップで高視聴率と話題性の継続が期待されている。
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