『チャングムの誓い』で主演を務めるイ・ヨンエが影響を受けたトラウマとは何か

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テレビ東京の韓流プレミアで放送中の時代劇『宮廷女官チャングムの誓い』で、主人公のチャングムを演じているイ・ヨンエは、物語の前半では水刺間(スラッカン)の女官として、後半では医女として活躍するチャングムの姿を見事に演じている。

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そんなイ・ヨンエは、同作に出演する前はどんな作品に出演していたのだろうか。

1971年1月31日に生まれた彼女は中学生で雑誌のモデルをしており、大学2年生の時に香港で超有名だったアンディ・ラウが出演するチョコレートのCMの相手役に抜擢された。

それがきっかけで名前を知られ、『お宅の夫はいかがですか』で女優としてデビュー。順調に俳優活動をスタートさせ、『パパ』でペ・ヨンジュンと共演して人気を博した。

同じ年に大作の『インシャラ』で映画デビューも果たし、凄まじい意欲を見せたイ・ヨンエだったが、興行的に大失敗してしまい、深い痛手を受けてしまう。

それがトラウマになって、彼女はしばらく自信をもてなかったが、気を取り直し、自分なりの新境地を開こうと努力した。幸い、『火花』を成功させて女優としての成長を示した。

イ・ヨンエ
イ・ヨンエ(写真提供=OSEN)

映画でも活躍するベテラン女優

その後、再び映画にもチャレンジしたイ・ヨンエは、『JSA』が興行的に良い成績をあげた。さらに、『ラスト・プレゼント』『春の日は過ぎゆく』でも主役を務め、一流女優の地位を不動にしたのである。

そんな時に持ち込まれた依頼が、朝鮮王朝時代の医女の一代記だった。監督は「時代劇の巨匠」のイ・ビョンフン。魅力的なオファーであったが、イ・ヨンエは不安のほうが大きかった。それでも、覚悟を決めて、『宮廷女官チャングムの誓い』で主演を務めた。

主役のチャングムを演じる前に、イ・ヨンエは宮廷料理を学ぶために、宮廷料理研究院で名人から直接習った。この体験はとても大きく、韓国料理の根本をつかむことができて、イ・ヨンエは自信をもってチャングムを演じきった。

女優として見事にトラウマを克服して、女優として注目を集めてきたイ・ヨンエ。『宮廷女官チャングムの誓い』で彼女は、主演として本当にすばらしい演技を見せている。

文=大地 康

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