人気時代劇『宮廷女官チャングムの誓い』でイ・ヨンエが演じている主人公のチャングムは、数々の苦難に負けずに立派に王宮の料理人としての立場を築いていく。そんな彼女を徹底的に邪魔するのがチェ尚宮(サングン)だ。悪役での出演が多いキョン・ミリが強烈なイメージで演じている。
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この『宮廷女官チャングムの誓い』を見た人は、さぞかしキョン・ミリに対して嫌悪感を持つかもしれない。
そんな彼女は『宮廷女官チャングムの誓い』の後に同じくイ・ビョンフン監督の『イ・サン』に出演し、主人公イ・サン(イ・ソジン)の母親である恵慶宮(ヘギョングン)に扮していた。この役も強烈な個性を見せる母親であったが、悪役というほどではなかった。ただし、イ・サンの妻を徹底的にいじめるという偏屈な面を持っていた。
こうしたキャリアを持つキョン・ミリだが、その後の彼女の女優人生はどのように変わっていっただろうか。
実のところ彼女は「華麗なる女優一族」を作り上げていたのであった。たとえば、キョン・ミリの長女のイ・ユビは、『夜を歩く士〈ソンビ〉』にも出演していた女優である。最近では、『7人の脱出』にも出演して、印象深い演技を披露していた。さらに顕著な活躍をしているのが次女のイ・ダインだ。彼女は昨年4月に人気俳優のイ・スンギと結婚し、華やかな話題を提供していた。
加えて、ナムグン・ミンが主演した『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』にも、ヒロインのギルチェ(アン・ウンジン)の親友であったウネとして登場し、イ・ダインはとても重要な役を演じていた。間違いなく、イ・ダインの女優としての演技力は母親譲りであった。
このように、キョン・ミリの場合は、娘2人も女優という仕事に邁進して大きな成果をあげている。振り返ってみれば、『宮廷女官チャングムの誓い』で辛辣な悪役になっていたキョン・ミリも、20年後の現在では、華麗な女優一族を率いている。まさに、彼女は自らサクセス・ストーリーの主人公になったのかもしれない。
文=大地 康
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