『殺人者のパラドックス』のチェ・ウシクが主演した「青春の挫折と復活を描いた作品」は?

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Netflixで大人気を博している『殺人者のパラドックス』。チェ・ウシクとソン・ソックが主演しているが、特にチェ・ウシクが演じる平凡な青年が抱えたシチュエーションが興味深い。自分ではまったく意図していないのに結局は人を殺してしまった彼は、運命のいたずらで次々に殺人を繰り返していく。こんなキャラクターをチェ・ウシクが本当にうまく演じている。

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そんなチェ・ウシクの過去の出演作を振り返ると、心に残る珠玉の作品となっていたのが『その年、私たちは』である。

このドラマでチェ・ウシクは才気煥発で人気を博すイラストレーターのチェ・ウンの役を熱演している。彼は映画『パラサイト 半地下の家族』での飄々とした演技で評価を高めて、待望の連続ドラマ主役を務めるに至った。超話題となった『梨泰院クラス』で鮮烈な演技を披露したキム・ダミと共演。

彼女は現代的な広報部門で能力を発揮するヨンスを魅力的に演じている。こうしてドラマの中心となるチェ・ウンとヨンスのカップルは、淡くて美しいラブロマンスを抒情的に見せてくれる。

ストーリーは10年前の高校時代にさかのぼっていく。ドキュメンタリー映像の主人公として偶然一緒の席に座ることになった2人の関係からスタートする。学年トップの成績を誇るヨンスと成績がビリのチェ・ウンを対比させながら、彼らの日々の学園生活が展開する。

画像=SBS

複雑な感情の機微を巧みに表現

その時期に、彼らはハツラツと濃厚な時間を共に過ごし、やがて恋人へと発展するのだが、5年の月日が流れた後に2人は別れてしまう。さらに5年後の再会をもって物語は再び花開いていくのだ。

これらの情熱的な描写は、主演俳優2人の繊細な演技と相まって、視聴者を魅了する。チェ・ウシクとキム・ダミは、過去と現在を行き来する物語の中で、複雑な感情の機微を巧みに表現してくれたのだ。『殺人者のパラドックス』でのチェ・ウシクの演技に興味を持ったなら、ぜひ『その年、私たちは』も見てみよう。

【『その年、私たちは』ドラマ紹介】
放送年/2021年
全話数/16
演出/キム・ユンジン
脚本/イ・ナウン
出演者(役名)
チェ・ウシク(チェ・ウン)
キム・ダミ(クク・ヨンス)
キム・ソンチョル(キム・ジウン)
パク・チンジュ(イ・ソリ)

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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