イ・サンとソンヨンの運命的な愛の物語!ハン・ジミンの繊細な演技が光る

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テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『イ・サン』は7月4日に放送された第35話で緊迫した場面を迎えた。それは、政治的な権力闘争の話ではなく、イ・ソジンが演じるイ・サンのごく個人的なことだ。つまり、それはイ・サンが愛するソン・ソンヨン(ハン・ジミン)が寒空の中で行き倒れになってしまうという出来事なのである。

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話には伏線があった。ソンヨンと息子イ・サンの仲を怪しんだ恵嬪(ヘビン/キョン・ミリが演じている)の差し金で、ソンヨンは清国に追いやられてしまった。本来はそこで画業の修業ができるはずだったのだが、清国でも政変が起きて事情がすっかり変わってしまった。

その末に行き場を失ってしまったソンヨン。心配したイ・サンの命令でパク・テス(イ・ジョンス)が清国までソンヨンに会いに行ったのだが、彼は結局、ソンヨンに会うことができなかった。

行方不明になったソンヨン。彼女の身を案じてイ・サンもやつれてしまった。すると、ソンヨンは都の漢陽(ハニャン)でついに発見された。とはいえ、雪が積もる厳寒の夜に路上で倒れていた。なんとか発見されて医者に診てもらったのだが、「助からない」と宣告されてしまった。

知らせを聞いて駆けつけたイ・サンはソンヨンを抱きしめて回復を待った。彼の心は張り裂けるように辛かった。同時に、イ・サンはソンヨンのことをどれほど愛していたかを心底から悟ったのであった。

『イ・サン』でハン・ジミンが演じたソンヨン

魅力的な演技を見せる女優

そんなソンヨンを演じたハン・ジミンは、『イ・サン』の後も『屋根部屋のプリンス』や『私たちのブルース』などのドラマに出演している。

『屋根部屋のプリンス』は、パク・ユチョンが朝鮮時代では世子イ・ガクを演じ、現代では通販会社の後継者ヨン・テハンを演じていたドラマである。

本作でハン・ジミンは、朝鮮王朝時代ではファヨン(チョン・ユミ扮)の妹プヨンを演じ、現代では屋根部屋の住人パク・ハを演じていた。

『私たちのブルース』は、イ・ビョンホンがトラックよろず屋のイ・ドンソク、シン・ミナがドンソクの初恋の相手ミン・ソナを演じていたドラマで、ハン・ジミンは新人海女のイ・ヨンオク役で出演していた。

『イ・サン』の後も名作ドラマで魅力的な演技を披露していたハン・ジミン。これからも彼女の活躍に注目したい。

文=大地 康

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