テレビ東京で放送中の『帝王の娘 スベクヒャン』は、クライマックスに向けて物語が激しく動いてきた。実際、1月27日の第64話では凄い展開になってきた。
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王女になりすましているソルヒ(ソウ)の犯した陰謀がついに、武寧王(ムリョンワン/イ・ジェリョンが演じている)に暴露されたのだ。彼女は国の安泰よりも自分の保身のために恐ろしい悪事に手を染めていた。それは、本当に恐ろしいことだった。
それでなくとも、武寧王はソルヒが自分の娘でないことを知っていた。しかし、あまりに衝撃的な事実だったので、そのことはあえて伏せていた。王室を揺るがす大事件にならないように、胸の中にしまっていたのだ。
しかし、ソルヒが国を危機に陥れるような悪事に加担したことが露見した。それは、絶対にあってはならないことだった。そこで、武寧王はソルヒを呼び出して、ついに「そなたは私の娘ではない」と明らかにしたのだ。
あれほど嘘に嘘を重ねて自分の王女の立場を装っていたソルヒ。結局は武寧王にすべてを知られることになった。
国王を騙し続けた彼女もついに無事ではいられなくなった。しかし、そこでひるむ彼女ではない。かならず次の一手を打ってくる。それも、誰もが驚愕するような奥の手を出してくるだろう。希代の悪女であるだけに、最後の巻き返しはハンパでないはずだ。
そのとき、武寧王はどのように対応するのか。彼にとって一番気がかりなのは、本当の王女は誰なのか、ということだ。
ソルヒがそうでないのなら果たして本当の王女は?
こうして、ソルラン(ソ・ヒョンジン)が注目を集める展開になってくる。彼女が本当の王女であることは、どのように武寧王と太子ミョンノン(チョ・ヒョンジェ)に伝わるのか。
これによって、太子ミョンノンとソルランの恋愛関係にも大きな変化が現れてくる。
ソルヒ、武寧王、太子ミョンノン、ルラン……4人の思惑が次にどんな展開をもたらすか。終盤がますます盛り上がってきた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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