Netfilxオリジナルシリーズ『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』を手がけたキム・ホンソン監督が、6月27日に行われたオンラインインタビューでキャスティング秘話を伝えた。
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6月24日に配信開始となった同作は、南北統一を目前にした朝鮮半島を舞台に、さまざまな能力を持つ韓国と北朝鮮の強盗たちが繰り広げるクライムサスペンスを描く。全世界的に人気を集めたスペインドラマ『ペーパー・ハウス』の韓国リメイク版だ。
また、ユ・ジテ、キム・ユンジン、パク・ヘス、チョン・ジョンソら豪華キャストでも話題を集めている。キム監督はキャスティングの基準について「できる限りキャラクターに成りきれるかが最も大きな基準だ。原作という枠組みがあるので、なるべきキャラクターに似合うキャスティングをしようと努めた」と説明する。
まず、トーキョー役のチョン・ジョンソについて「出演作で見せてくれた姿でもわかるように、自分のカラーが強い俳優だ。原作のトーキョーのように見せたくはなかった。それをチョン・ジョンソさん自らうまく整理して見せてくれたようで、大変満足している」と絶賛した。
韓国版のトーキョーは、原作と違って落ち着いて教授の信念に従うキャラクターに設定された。 キム監督は「わざと変えようとはしていない。ただ、南北統一を控えて共同経済区域が作られることで、その自然な過程の中でこのキャラクターが構築された」と伝えた。
キャスティングで最も大変だった俳優としては教授役のユ・ジテを挙げている。
「すごく悩んだし、たくさん話し合った。最も難しい立場だと思った。教授というキャラクターは型が決まっているので、ユ・ジテさんも色々と考えたみたいだし、僕もそうだった。教授のキャラクターを設定するのが最も難しかった。原作の教授はナード(Nerd)っぽいと言われる。それを真似するか、僕たちのキャラクターにするか、そういう部分を悩んだ結果、韓国ならではの教授の話をしようと決めた」
『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』パート1は、Netflixで独占配信中。
(記事提供=OSEN)
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