11月23日に放送されたKBS時代劇『恋慕』第14話の衝撃エンディングが、視聴者を震撼させた。
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(※以下、ネタバレあり)
イ・フィ(演者パク・ウンビン)とチョン・ジウン(演者ロウン)が抱き合っているところを、ジウンの父で内禁衛将となったチョン・ソクチョ(演者ペ・スビン)が目撃したのだ。
全身を震わせながら剣を握ったソクチョの目つきに、緊張感も最高潮に達した。放送後、視聴者らは彼の選択に注目している。
これまで、最高権力者ハン・ギジェ(演者ユン・ジェムン)の忠臣として生きてきたソクチョ。そのため、無慈悲に殺した人も多数だった。
幼い女官を斬る場面を目撃した息子ジウンとは疎遠となり、“大義”の名の下で人命を軽んじる世界に足を踏み入れたくないというジウンと対立したあげく、息子に刃を向ける冷酷な父親にもなった。
ソクチョにも「老いて悔やまぬように生きよう」と誓った時代はあった。しかし、力のない家庭で生まれた彼に、何かを選ぶことができる人生は与えられなかった。かつて自分がそうだったように、家族が誰かに頭を下げないようにするため、彼はハン・ギジェの側に立つしかなかった。
友人だったユン・ヒョンソル(演者キム・ジェチョル)に「選ぶことができるのは名家に生まれた者の特権だ 私はただ与えられた道を歩いてきただけ」と話すソクチョの声には、自嘲と悔恨が混じっていた。
ところが、そんなソクチョが人生最大の難題に直面した。
彼は女装したイ・フィを見て以来、過去に自分が殺した双生女児のダミを思い浮かべ、疑いを強めていた。フィが御医(王の主治医)に治療を受けていないのにも傷が治っていることや、フィの後ろ首に針跡が残っていることも怪しかった。
御医を訪ねて後ろ首の血を塞ぎしばらく息を止める針術があることを確認した帰り道に、フィとジウンの密会を目撃したソクチョ。ついにすべての謎がとけた彼は、フィの秘密を明かして権力に利用するか、それとも息子の味方になるかの選択の岐路に立っている。
(記事提供=OSEN)
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