女優パク・ウンビンの熱演が視聴者の心を揺さぶった。
KBS2時代劇『恋慕』が、先が見えない展開を披露している中、物語の中心にいる王世子イ・フィを幅広い感情で描くパク・ウンビンの熱演がファンの目を釘付けにしている。
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(※以下、ネタバレあり)
パク・ウンビンは、第11話で王世子の廃位という絶体絶命の危機に陥ったイ・フィの姿を多方面での演技で表現し、深い没入に誘った。
シン・ソウン(演者ペ・ユンギョン)の奴婢チャニの死を軽く見過ごさなかったフィが背負うべき責任は想像以上だった。王族のチャンウン君(演者キム・ソハ)をチャニの墓の前でひざまずかせたフィは、一夜にして「叔父を死に至らしめた世子」になり、フィを廃位すべきという上訴が殺到した。
自分の行いを叱る父や大妃の前でも信念を貫いたフィでも、相次ぐ脅威は結局フィを動揺させた。さらには、自分が女性であることを知っていたというイ・ヒョン(演者ナム・ユンス)の告白はフィに衝撃を与え、その危なっかしい瞳が緊張感を高めた。
絶え間なく危機にされされるイ・フィの感情の変化を立体的に描くパク・ウンビンの演技は、さらなる面白みを引き出している。
心から民を愛する王世子の強さから、女性という秘密がバレての恐怖と惨憺たる気持ちまで、極端に違う感情線を揺るぎない演技で表現する彼女が、キャラクターに深みを増し、大きな響きを与えているのだ。
それに加え、男装キャラクターとしての宮廷政治とアクションまで自然とこなす姿は、パク・ウンビンの限りない可能性を感じさせている。
『恋慕』を通じて“時代劇職人”の存在感を遺憾無く発揮しているパク・ウンビン。その輝く姿は、韓国KBS2にて毎週月・火曜21時30分に放送中の『恋慕』で確認できる。日本ではネットフリックス(Netflix)にて毎週月・火曜23時30分に配信中。
(記事提供=OSEN)
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