10月8日、韓国KBS2の新時代劇『恋慕』（ネットフリックスで同時配信予定）のオンライン制作発表会が行われ、パク・ウンビン、ロウン（SF9）、ナム・ユンス、チェ・ビョンチャン、ペ・ユンギョン、チョン・チェヨン（DIA）ら主演キャストと、ソン・ヒョンウク監督が出席した。
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10月11日から放送開始となる『恋慕』は、双子として生まれたが女児という理由で捨てられた女性が兄の死によって男装をし、王世子（王位継承者）になってから繰り広げられる宮廷ロマンス。ドラマ『僕が見つけたシンデレラ～Beauty Inside～』『また!? オ・ヘヨン ～僕が愛した未来～』などのソン・ヒョンウク監督が演出を手がける。
女性として王世子の人生を送る主人公イ・フィ役のパク・ウンビンは、出演を決めた理由について次のように語った。
「朝鮮時代を舞台に女性が王座に就く物語の役割と素材が優れていると思った。夢見ることはできても、なかなか出来ないキャラクターだったので、新しい夢が生まれる感じがした。自分だけの龍袍（ヨンポ／国王がまとう服）を着てみたい欲望が生まれた。今後は出会えない珍しい作品だと確信したので、難しい作品になると知っていても挑戦している。自分の選択を一度も後悔したことはない」
イ・フィの師匠となるチョン・ジウン役のロウンは、「僕も多くの物語が詰まっていると思った。（出演について）長く悩まなかった。早く時代劇に挑戦してみたかったし、パク・ウンビンさんと共演してみたかった」と明かした。
今回、“男装した”女性の役にチャレンジするパク・ウンビン。そのことについて「歴史上、王は男が務めてきた。前例がない役どころなので、女であることをどのように隠して生きるべきか悩んだ。男のふりをするよりは、男として育ってきた姿を自然に見せることにフォーカスを合わせた。男としてのイ・フィ、女としてのイ・フィを分けず、イ・フィという人間そのものを見てもらおうと頑張っている。男のように見えるが、女性としての態度を隠せずに危機を迎えるのがポイントだ」と説明した。
ソン監督は、イ・フィ役の起用に悩みが多かったという。
「女優にこの台本を渡した時、引き受けるかどうか悩んだ。多くの臣下たちと一緒にいる時、王が女であることを知らない臣下たちに、視聴者が納得するだろうか。それが最大の悩みだった。パク・ウンビンとの始めてのミーティングで『男装女で王だが、自信はあるか』と聞いたら、自身があると答えてくれた。準備された女優、パク・ウンビンに感謝している」
一方、ロウンの起用に関しては後悔があると明かしている。ソン監督は「ロウンが高身長なため、俳優の起用においてはロウンの背に合わせた。身長188センチ以上の俳優しか起用できなかった」と笑いを誘った。
ロウンは『恋慕』の魅力について「ロマンス」を挙げている。
「パク・ウンビンさんと話し合っていると、偽物が本物になる瞬間がある。セリフだけでなく、その状況に置かれることで自然と出てくるものが多い。イ・フィとチョン・ジウンは、世間の視線もあり、王を愛する師匠という関係性の中で愛を育む過程、簡単にはいかない恋愛が見どころだ。ぜひ注目していただきたい」
この日、パク・ウンビンとロウンはお互いを絶賛した。ロウンはパク・ウンビンについて「すごく配慮してくれているし、共演できてラッキーだ」と語り、パク・ウンビンも「お芝居について真剣に悩むし、大きな熱意と情熱を持っている。心強い。私たちのコンビネーションは最高だと思っている」とロウンを褒め称えている。
パク・ウンビンは『恋慕』の台本と美しい映像を称賛した。
「脚本家さんがドラマに合わせて豊かで面白く脚色してくれる。台本をもらったら、次回が待ち遠しい。この次はどう展開されるかすごく楽しみだ。視聴者の方々には、その面白い台本をもとに、美しい映像もご覧になられる。すぐにハマるんじゃないかと思う。それぞれのキャラクターが持つ物語に感情移入してしまう。観ているとドラマが醸し出す雰囲気と共に、心がしっとりとなるはずだ」
久しぶりにロマンスの演出を手がけるソン監督は、ドラマに自信を示している。
「90年代生まれの俳優たちと一緒に（撮影を）やっていると、思わずロマンスの感情が生まれそうだ。彼らが噴出するエネルギーと情熱をうまく収めるだけでも、視聴者の心を響かせると思いながら集中している。設定がファンタジー的なので、ストーリーと人物の筋道を立てることに重きを置いた。恋しながらも恋しがる気持ちを『恋慕』という。このドラマではすべての人物たちが恋慕している。観ていると胸がいっぱいになると思う」
新時代劇『恋慕』は、韓国KBS2にて10月11日21時30分に放送開始予定。Netflixでも同時配信される。
（記事提供＝OSEN）
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