韓国の新時代劇『ポッサム 運命を盗む』(原題)の第4次ティーザー映像が公開された。
【関連】悪縁から始まる身分違いのロマンス…新作『ポッサム』に注目
MBNの10周年特別ドラマである同作は、光海君(朝鮮時代第15代国王)治下の朝鮮時代を舞台に、ポッサム(寡婦を連れ去って再婚させること)や泥棒などを専門とするチンピラ男・バウ(演者チョン・イル)が、翁主(=王女)のスギョン(演者ユリ)を誤ってポッサムすることで繰り広げられるロマンス時代劇だ。
“ポッサム”によって運命が変わるバウ(演者チョン・イル)とスギョン(演者ユリ)、そしてデヨプ(演者シン・ヒョンス)がどんな物語を織りなすか注目が集まる中、新しく公開されたティーザーで気になるポイントをいくつか挙げてみた。
朝鮮時代の風習であるポッサムは、儒教的制約が多かった時代に年齢と身分を超えた愛を実現できる1つの手段として活用された、ある程度計画的な取引だった。
バウは結婚を望む当事者たちの合意の上でポッサムを行ういわば“ポッサム屋”だが、ターゲットを勘違いしてしまい、翁主のスギョンをポッサムするミスを犯す。
自分のミスに「責任を取らねば」と、スギョンを元に戻そうとするバウ。しかし、時を同じくして士大夫(サデブ/社会の指導層)の家の嫁(スギョン)がポッサムされたという事実を隠すため、スギョンの葬式が行われていた。スギョンが亡くなった夫の後を追って「命を絶った」という、嘘の葬儀だったのだ。思わぬポッサムでスギョンの運命が一瞬にして変わった瞬間である。
スギョンの葬儀を行ったイ・イチョム宅の人々は、彼女が生きているかもしれないという事実を誰よりもよく知っているはずだ。それこそ彼らがスギョンを探さなければならない理由である。
しかし、ティーザー映像ではスギョンを追う追っ手たちがそれぞれ違う目的を持っていることが明らかになった。
スギョンを見つけて見知らぬ街で隠れて暮らすという息子デヨプの言葉に、イ・イチョムが反対したのだ。嘘の葬式を事実にしようとするイ・イチョムと、父からスギョンを守ろうとするデヨプの葛藤も、もう1つの見どころ。デヨプに向けて「坊っちゃんについていくつもりは一切ありません」とキッパリ言うスギョンの姿も印象的だ。
『ポッサム 運命を盗む』は、韓国MBNにて5月1日21時40分から放送開始予定。
前へ
次へ