『カンテク』のチン・セヨンが時代劇に合っている理由とは?

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『カンテク~運命の愛~』がとても面白いが、このドラマが親しみやすかったのは、主役がチン・セヨンだったからだ。

彼女は韓国時代劇ではすっかりおなじみの女優だ。今や韓国では「時代劇のヒロイン」と呼ばれているほどだ。

彼女と時代劇の関わりあいを見てみよう。

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最初は『オクニョ 運命の女(ひと)』で主役に抜擢されて注目を集めた。「韓国時代劇の巨匠」と称されるイ・ビョンフン監督の演技指導はとても厳しいことで有名だが、チン・セヨンはとても勘がいい女優で、ヒロインとしても安定した演技を見せていた。

さらに、「しっかりした性格の主人公に見えるように、いつも行動や目線を意識していました」と述べて、配役への理解度も優れていることを証明していた。

写真=TV朝鮮『カンテク~恋人たちの戦争(原題)』韓国ポスター)

変則的な1人2役

続いて、チン・セヨンは『不滅の恋人』に主演して名門一家の娘であるソン・ジャヒョンに扮した。

このジャヒョンは王族のイ・フィ(ユン・シユンが演じている)と激しいラブストーリーを繰り広げる。しかし、次々と苦難に見舞われてしまう。それでも、悲しみに耐え忍んで愛する人をしっかり支えていく。

とても芯の強さを見せた主人公をチン・セヨンは見事に演じきった。何よりも、彼女は配役に感情移入することが巧みだ。それゆえ、チン・セヨンが演じると、キャラクターが生き生きしてくる。

事実、彼女は『不滅の恋人』で演じたソン・ジャヒョンについて「キャラクターが魅力的でした」と述べていた。事実、チン・セヨンは時代劇と相性が抜群だ。

こうして時代劇で人気ドラマに連続主演したチン・セヨンは、再び時代劇に颯爽と登場し、『カンテク~運命の愛~』で国王を相手に存在感を放つ女性を演じた。これが1人2役だった。

メインのカン・ウンボは巫女として育ちながら情報屋も兼ねている活発な女性で、危険を顧みずに果敢に行動している。実は彼女の姉は王妃になったのだが、結婚式のときに銃撃されて亡くなっている。その姉もチン・セヨンが演じていて、変則的な1人2役になっているのだ。

テレビ東京の放送は前半が始まったばかりだが、これからのチン・セヨンの演技が本当に楽しみだ。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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