『トンイ』を骨太に仕切るソ・ヨンギが下した「決断」

このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『トンイ』では、9月19日の第35話で、チョン・ジニョンが演じた捕盗庁(ポドチョン)の従事官ソ・ヨンギが苦悩の中にあった。

【関連】あの人は今/『トンイ』の味方を演じたチョン・ジニョン、近年はあの人気ドラマにも

ついに彼はトンイ(演者ハン・ヒョジュ)の素性を知ってしまったのだ。それは、秘密組織「剣契(コムゲ)」の頭領チェ・ヒョウォン(演者チョン・ホジン)がトンイの父親だったという事実だった。ヨンギにすれば、「あってはならないこと」なのである。

12年前、ヒョウォンはヨンギの父親を殺した容疑をかけられていた。ヨンギにすれば、ヒョウォンを信頼していただけに、人間不信に陥るほど裏切られてしまった。その末にトンイの父と兄は命を断たれていったのだ。

ヨンギはヒョウォンのことを心底から恨んでいたのだが、チャ・チョンス(演者ペ・スビン)の話によって新たにわかったことがあった。それこそ、ヒョウォンはヨンギのためにあえて自分がその罪を受け入れたのだ、ということだ。 

12年前の出来事の全貌を知ったヨンギは、胸が苦しくなるほど悩み抜いた。

「自分はどうすればいいのか」

「トンイの素性を明らかにしたほうがいいのか、それとも隠したほうがいいのか」

『トンイ』
チョン・ジニョンが演じるソ・ヨンギ

強い信念を持った男

もしトンイの本当の過去を粛宗(スクチョン/演者チ・ジニ)が知ったら、大ショックを受けるのは間違いなかった。熟慮した末にヨンギは、粛宗のためにもトンイの素性を隠すことにした。彼はチョンスとトンイの罪を自らかぶっていく決心を固めたのだ。

それもすべて粛宗のためであった、と彼はトンイに語ったのだが、それだけではないはずだ。ヨンギは自分のことを最後までかばってくれたヒョウォンの恩に報いるためにも、今度は自分がトンイとチョンスの罪をかぶっていこうと考えたのである。そのうえで、トンイとチョンスを自由にしてあげたかったのだ。

すべてはヨンギが考え抜いた結論である。この件で一番苦しむのはヨンギ自身であろう。しかし、そういう決断ができる堂々たる男が、強い信念を持ったヨンギなのである。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

【関連】『トンイ』の主演女優たち、今何してる?4人の近況をまとめて紹介!

【関連】【トンイの真実】美化されたドラマ。本当は恐ろしかったトンイの「裏の顔」

【関連】『トンイ』の女優たちは今も仲良し!12年ぶりに初の友情旅行

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事