俳優イ・ジョンジェとチョン・ウソンが設立した芸能事務所アーティストカンパニーが、新たな挑戦に乗り出す。
【写真】イ・ジョンジェ主演『憎らしい愛』台本読み合わせの様子
コンテンツメディアグループNEWの制作子会社Studio & NEWは18日、アーティストカンパニーとドラマの制作・流通・プロモーション・付帯事業など幅広い分野で協力する共同制作契約を締結したと発表した。
今回の契約は、両社が持つ企画力と制作力を結集し、ドラマ市場での競争力を高めるとともに、コンテンツ供給と事業領域の拡大を目指すもの。人気IPの続編や、グローバルで評価を得たクリエイターや俳優とのシナジーが光る3作品を皮切りに、本格的に共同制作を進めていく。
その第1弾となるのが、2025年下半期の放送を目指し制作中のtvNドラマ『憎らしい愛』(原題)。『医師チャ・ジョンスク』で最高視聴率18.5%を記録したチョン・ヨラン作家の最新作で、初心を失った国民俳優と、地位を失ったエリート記者が互いの偏見を乗り越えながら成長していく姿を描く。キャストにはイ・ジョンジェ、イム・ジヨン、キム・ジフン、ソ・ジヘ、オ・ヨンソら実力派俳優が名を連ねる。
さらに2026年下半期の公開を目標に、話題性と実績を兼ね備えた作家陣による2作品も準備中だ。Studio & NEWと『補佐官』シリーズや『グッドボーイ』を手掛けたイ・デイル作家がクリエイターとして参加する『ソジュの定石』(原題)は、ホ・ジス作家が脚本を担当し、新鮮な感覚と温かな視点で物語を紡ぐ。加えて、現役の離婚専門弁護士であるチェ・ユナ作家が手掛ける『グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~』シーズン2は、さらに広がった世界観と深みのあるストーリーで視聴者の共感を誘うと期待されている。
両社は今回の共同制作を契機に、付帯事業まで領域を広げ、持続可能なビジネスモデルの構築に注力していく方針だ。
Studio & NEWのイ・スンウォン代表は「企画・制作力を磨いてきたアーティストカンパニーと、自社の制作インフラや事業力が融合することで、より安定的で競争力のあるコンテンツを届けられるだろう」とコメント。「今回の協業は一過性ではなく、長期的な信頼関係に基づいた共生モデルとして、両社にとって大きな挑戦であり飛躍の機会になる」と強調した。
Studio & NEWはこれまでDisney+、JTBC、SBSなど国内外の主要プラットフォームとタッグを組み、『ムービング』『医師チャ・ジョンスク』『グッド・パートナー』などヒット作を多数生み出してきた。特にDisney+との長期パートナーシップを通じてグローバル市場で存在感を拡大しており、今回のアーティストカンパニーとの提携も制作力強化の大きな転機になると見られている。
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