『王女ピョンガン』に出てくる情けない国王が史実ではまるで別人?

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NHK・BSプレミアムで放送されている『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』で、高句麗(コグリョ)の国王として登場しているのが平原(ピョンウォン)王だ。

ドラマを見ていると、この国王は本当に情けない人間として描かれている。

もともと、彼の正室はヨン王妃だった(キム・ソヒョンが二役で演じていた)。

彼女は国のことを大切に思う立派な女性だった。それなのに、平原王はコ・ウォンピョという悪の臣下に権力を奪われたうえに、ヨン王妃を嫉妬したあまり誤解して、結局はヨン王妃の死を招いてしまった。

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その末に、平原王はコ・ウォンピョの言いなりになってしまった。これでは、国王として正しい政治はできない。それどころか、ただオロオロするばかりで国王としての威厳もなければ風格もまったくなかった。

さらに、ひどすぎることがあった。

主役のキム・ソヒョンが演じるピョンガン王女が王宮にやってきて、父親の平原王と久しぶりに対面した。

(写真=Victory contents)

情けない人物

それまで記憶喪失になっていた彼女としては、ようやく記憶を少しずつ取り戻してきたところだった。父に会えば、さらに多くの記憶を思い出すことができる。そして、ピョンガン王女は平原王と8年ぶりの再会を喜び合うはずだった。

しかし、平原王は最愛の娘に会うことができたのに、娘を亡霊だと勘違いして、激しく取り乱した。結局、親子の対面は最悪の展開になってしまった。

それ以後も、平原王は娘が生きていることにまったく気づかず、亡霊が現れないように無駄な命令を家臣たちに命じる始末だった。

これでは、必死に自分自身を取り戻そうとしているピョンガン王女にとっても、辛さが倍加するのみだ。

ここまで情けない平原王だが、史実では決してそうではなかった。

高句麗の国王の人物像を記録している歴史書「三国史記」によると、平原王は「胆力があった」と記されている。

さらには、国王として対外的な使者を盛んに送ったことが評価されている。

そういう国王であったが、ドラマの中では情けない人物になってしまった。このあたりはフィクションであったと言わざるをえない。

今後も平原王は『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』でどんな駄目な国王になっていくのか。こんな国王の娘では、ピョンガン王女もさぞかし苦労をさせられてしまうだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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