女優ナム・ジヒョンが先日、ドラマ『シスターズ』の放送終了記念インタビューに応じた。
劇中で次女のオ・インギョン役を熱演した彼女は、「最後までついてきて頂いて感謝する。私はこの結末が本当に良かった。視聴者も結末に満足されたのか気になる」とコメントした。
シーズン2の可能性については「それな無さそうだ。視聴者の想像力があまりにも優れていて、同じシーンを見ても違う想像をする。余地を残して終わったようには思えない」と述べた。
ナム・ジヒョンとオ・インギョンが似ているのは、着実であることだ。
ナム・ジヒョンは「インギョンのセリフの中で『私は遅いけど、確実に仕事をするタイプだ』というのが印象深かった。そのシーンが出る前までのインギョンを縮約的によく説明してくれるセリフだ。彼女は誰よりも遅いけど、すべての段階を踏んで結果まで作り出す。初めてインギョンのことが理解できる瞬間だった。そのセリフを見た瞬間、これでまとめればいいと思った」と伝えた。
もうすぐデビュー20周年を控えているナム・ジヒョン。20年間女優として生きてきたことについて、次のように振り返る。
「10年は子役時代で、成人して約9年になる。30歳になるとちょうど半々になる。個人的には子役の時はたくさん歩いても少ししか進まない気分だった。20歳以後の作品では歩幅が大きくなったと思う。ゆっくり、一歩ずつ歩いていけば遠くへ行けるだろうと思う。26歳に学校を卒業して、女優業に専念したのは数年しかない。今は色々やってみるのが楽しい。完全に(女優業に)集中している感じたのが、2、3年しか経っていない。1つだけに集中できて、1つに注ぎ込む経験が浅い。そうやって作業しているのが新鮮な感じだ。そうやって10年経てば、何かが変わるのではないかと思う」
「今の視聴者の中には私が子役出身だと知らない人もいる。その方々には『100日の郎君様』が私の初めてのドラマらしい。本当に不思議だ」という彼女は、同じく子役出身のパク・ウンビン、イ・セヨン、キム・ユジョンらが業界の第一線で活躍していることについて、次のように語った。
「(子役出身の)私たちだけでできる作品があるのではないか。みんな集まってお芝居すれば感慨深いと思う。『シスターズ』のように、子役の時に共演した人たちで作品をやりたい。今まで作品で会った人もいるし、会えなかった人もいる。似たような過程を経てここまで来た人たちなので、言葉にしなくても感じられる同質感のようなものがある。見ていると心が安らかになるし、感嘆する」
そんな彼女が演技以外に興味があるのは「健康」だという。「健康に興味があるので、何を食べるかに細かく関心を持つようになった。料理にも興味が多くて、何を食べるか、何を一番おいしく食べられるかに関心が高い」と明かした。
白いTシャツに化粧気のない顔でインタビューに応じたナム・ジヒョンは、どんな質問にもよどみなく答えた。そういうナム・ジヒョンの姿から、演技と人生に対する悩みと愛情がたっぷり感じられた。誰よりも着実に女優の道を歩んでいるナム・ジヒョン。10年後にはまたどんな姿を見せてくれるか、今後の活動から目が離せない。
(記事提供=OSEN)
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