華やかな美貌を誇る女優チョン・ドヨンの5年ぶりの復帰作とは?

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2021年の9月4日から10月24日まで韓国のJTBCで放送されていたドラマ『人間失格』。この作品は、ぱっとしない日々の中で、「失敗した人生」だと嘆く女性と、生きる方向を見失った男性を描くメロドラマだ。

映画を中心に活動していた女優のチョン・ドヨンがこのドラマで演じたのは、ゴーストライターのイ・ブジョンである。

ブジョンは、もともと出版社で人気女優のエッセイ本の制作を仕切っていたが、その女優との葛藤の末に職を失い、さらに流産してしまう。

それでも本の代筆の依頼を受けるブジョンだが、やはり自分の人生を壊した女優のことが許せず、悪質なコメントを書くようになる。

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そんな彼女を演じたチョン・ドヨンは、初めて台本を読んだときにブジョンに感情移入してしまったようで、大泣きしてしまったという。

最初は重くて暗い話を避けて、時間をかけても気に入る作品を待とうと考えていたチョン・ドヨン。しかし、彼女は主人公たちが物語の中で光を見つけていく話に引かれて出演を決めたと語っている。

チョン・ドヨン

彼女なりの演技

ドラマの内容は少し暗く、ブジョンも自分の殻に閉じこもっているような女性だ。その彼女を理解するために、一生懸命努力したチョン・ドヨン。

撮影が進んで、俳優リュ・ジュンヨル扮するイ・ガンジェと関わることで、心が開いていったブジョン。それに合わせて、チョン・ドヨン自身もリュ・ジュンヨルに心を開くことができた気がしたそうだ。

ちなみに、相手役のリュ・ジュンヨルが務めるイ・ガンジェは、友人や恋人に依頼された役を演じる代行サービスをしている男性だ。

そんなガンジェの魅力についてチョン・ドヨンは、崖っぷちに立っている自分のことよりも、相手のことを先に思いやる人物だと評している。

一方で、リュ・ジュンヨルについては、役を演じるときに非常にこだわりが強く綿密で、何一つ逃したくないという意欲のある俳優だと語った。

以上のように、雰囲気の暗い役をこなしたチョン・ドヨン。今後も彼女なりの演技でファンを楽しませてくれることだろう。

文=大地 康

♢チョン・ドヨン プロフィール
生年月日:1973年2月11日生まれ
身長:163cm
星座:みずがめ座
学歴:ソウル芸術大学放送芸能学科
デビュー:1992年『われらの天国』

☆主な出演作
『われらの天国』(ドラマ、1990年~1994年)
『接続 ザ・コンタクト』(映画、1997年)
『あなたを忘れられない~せつないラブストーリー~』(ドラマ、1998年)
『我が心のオルガン』(映画、1999年)
『星を射る』(ドラマ、2002年~2003年)
『スキャンダル』(映画、2003年)
『ブラハの恋人』(ドラマ、2005年)
『シークレット・サンシャイン』(映画、2007年)
『オンエアー』(ドラマ、2008年)
『ハウスメイド』(映画、2010年)
『マルティニークからの祈り』(映画、2013年)
『メモリーズ:追憶の件』(ドラマ、2015年)
『グッドワイフ~彼女の決断~』(ドラマ、2016年)
『君の誕生日』(映画、2019年)
『藁にもすがる獣たち』(映画、2020年)
『人間失格』(ドラマ、2021年)

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