NHKの総合テレビで現在放送中のチョン・イル主演の時代劇『ヘチ 王座への道』。このドラマに登場するイ・イギョムというキャラクターは老論派(ノロンパ)の重鎮で、演じているのは俳優のキム・ジョンスだ。
1964年11月30日に生まれた彼は、1984年に「鯨」という名前の劇団に入団して、翌年の1985年に『エクウス』という演劇で舞台デビューを果たす。
【関連】『ヘチ』出演俳優をチェック。チョン・イルの脇を固める俳優たちとは?
キム・ジョンスは舞台だけでなくドラマでも活躍しており、ドラマデビュー作となったのは、2009年に放送された『チング~愛と友情の絆~』だ。
そのドラマで、彼はヒョンビン演じる主人公ハン・ドンスの父親役として登場した。さらに、2014年に放送された『ミセン-未生-』にも出演し、ワンインターナショナルという会社の営業本部部長であるキム・ブリョンに扮していた。
このようにして俳優としての知名度を上げていったキム・ジョンスは、時代劇でも活躍しており、『ヘチ 王座への道』以外では『六龍が飛ぶ』や『仮面の王 イ・ソン』に出演している。
2015年から2016年にかけて放送された『六龍が飛ぶ』。朝鮮王朝建国の時代を描いた作品で、主演を務めていたのは、朝鮮王朝の初代王・イ・ソンゲの五男であるイ・バンウォン役のユ・アインだ。
この作品でキム・ジョンスが演じたのは、俳優のキム・ミョンミン演じるチョン・ドジョンや、キム・ウィソン扮するチョン・モンジュの師であるイ・セクという人物として登場した。
次に出演したのは2017年放送の『仮面の王 イ・ソン』だ。朝鮮王朝の架空の時代を背景に描かれたドラマで、主演を務めているのは俳優のユ・スンホだ。
この作品でキム・ジョンスは、ホ・ジュノ演じるテモクという人物の右腕であるチュ・ジンミョンに扮した。
『仮面の王 イ・ソン』の後に出演したのが『ヘチ 王座への道』である。演じる人物は最初にも書いた通り、老論派の重鎮であるイ・イギョムだ。
今後の展開で、キム・ジョンスはどんな演技を見せてくれるのだろうか。彼の演技に注目してみよう。
文=大地 康
♢キム・ジョンス プロフィール
生年月日:1964年11月30日生まれ
身長:170cm
星座:いて座
学歴:蔚山大学科学学科
デビュー:1985年演劇『エクウス』
☆主な出演作
『チング~愛と友情の絆~』(ドラマ、2009年)
『ハートレスシティ~無情都市~』(ドラマ、2013年)
『総理と私』(ドラマ、2013年~2014年)
『スリーデイズ~愛と正義~』(ドラマ、2014年)
『ミセン-未生-』(ドラマ、2014年)
『六龍が飛ぶ』(ドラマ、2015年~2016年)
『交渉人~テロ対策特捜班』(ドラマ、2016年)
『仮面の王 イ・ソン』(ドラマ、2017年)
『操作~隠された真実』(ドラマ、2017年)
『ヘチ 王座への道』(ドラマ、2019年)
【関連】まさに実録『六龍が飛ぶ』の世界…骨肉の争いで血にまみれた朝鮮王朝の黎明期
前へ
次へ