王妃が溺れた恋が官能小説に…原題『淫乱書生』改め『恋の罠』とは?

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韓国の時代劇映画というと、史実に基づいたスケールの大きい大作やシリアスな群像劇やロマンスを連想しがちだが、意外なジャンルも多い。

『恋の罠-淫乱書生-』もそのひとつだ。18世紀の朝鮮王朝時代を舞台に、宮廷内で繰り広げられた愛憎劇や、庶民までもが芸術や文化に関心を持ちはじめた当時の流行や大衆心理などが、コミカルに描かれた時代劇映画である。

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主人公ユンソを演じるのは、映画『シュリ』やドラマ『根の深い木』などが印象的な韓国の国民的俳優ハン・ソッキュ。

そのユンソと禁断の恋に落ちる王妃チョンビンには、ドラマ『アイルランド』や『ミスター・サンシャイン』などで日本でも御馴染みのキム・ミンジョン。

さらにイ・ボムス、オ・ダルスなど韓国映画界を代表する役者たちが顔を揃え、笑いと涙を誘う。

ちなみに使用された衣装200着以上という豪華さで映像も美しく、二転三転するストーリー展開も面白い。2006年の韓国公開時はコミカル時代劇という特異なジャンルながら、15日間で250万人を動員する異例のヒットとなった。

(写真=映画『恋の罠-淫乱書生-』韓国ポスター)

【ストーリー】庶民たちに波紋を呼んだ官能小説のモデルと狙いは…

朝鮮王朝後期。王妃のチャンビン(キム・ミンジョン扮)は気品あふれる青年貴族のユンソ(ハン・ソッキュ扮)に出会い、恋心を抱く。

やがてチョンビンは彼の虜となって“禁断の恋”に溺れていくが、ふたりだけの秘密のはずだった一夜が、スキャンダラスな官能小説として庶民たちの間で話題になっていることを知り、愕然とする。

実はユンソは偽名で官能小説を書いていた名文家だったのだ。そんなユンソが書いた官能小説の存在は宮廷内にも広まり、ユンソは残忍な拷問を受けて無残な姿に。果たしてユンソが小説に描いた真意とは……。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

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