生涯処女でレズビアンも多かった?「王の女」と見なされた宮女たち

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朝鮮王朝時代の宮廷内で生きる宮女たちを描いた韓国時代劇ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』。

その人間関係などは日本の江戸時代の「大奥」を彷彿とさせるが、朝鮮王朝の宮廷内には常時500人以上の宮女たちがいたと言われる。

ちなみに宮女とは、王族を除外した宮中内の女性たちの総称。一般的に9歳から13歳の頃に見習いとして働き始め、20歳前後の頃に正式な宮女となれたそうだ。

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宮女たちは王族や宮殿内の仕事を一手に引き受けていた。彼女たちは王と王妃が寝起きする部屋を担当した「至密(チミル)」、洗濯や掃除を担当した「洗踏房(セタクパン)」、宴会料理などを担当した「外焼厨房(ウェソチュバン)」などに配属され、専門職に従事したという。

(写真出典=ドラマ『花たちの戦い~宮廷残酷史』より)

『宮廷女官チャングムの誓い』でチャングムが最初に属した「水刺間」は、王の膳などを担当する部署で、「内焼厨房(ネソチュバン)」の管轄だった。

宮女たちの生活は厳しく制限されていた。

というのも、宮廷内の女たちは立場上すべて王と結婚しているとみなされたため、国王以外の男性と性関係を持てば、男女ともに地位に関係なく斬首刑にされたという。

妊娠していた場合には出産後100日後に処刑された。つまり、宮女たちは生涯処女でなければならず、恋愛も厳禁だったのだ。

そのせいか、宮女にはレズビアンが多かったという説もある。宮殿内で死ぬことも慣例的に許されなかった宮女たちは、死を目前に宮殿を後にし、最期を迎えたそうだ。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

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