韓国はもちろん、日本でも長く愛されている韓流時代劇の不朽の名作『宮廷女官チャングムの誓い』。
その『チャングム』で重要な役どころにあるのが王様・中宗(チョンジョン)である。
中宗は実在した人物で、朝鮮王朝の第11代王である。
劇中で中宗はさまざまな改革に取り組むが、宮中の利権争いの妨害に遭い、思うように任せない。医女チャングムを重用し、彼女に想いを寄せるが、自分の死期を知り、彼女を遠ざける決断に、日本でも多くの視聴者たちの涙を拭ったことだろう。
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この中宗役を演じたのが、俳優イム・ホだ。
日本でもチャングム人気もあって、イム・ホは『王様が語る!もうひとつの「チャングム」』/主婦と生活社)というエッセイ集まで発表しているのだから、当時の人気は相当なものだった。
このイム・ホ。韓国でも“王様専門俳優”として有名だ。
1993年にKBS公募俳優第15期で芸能界デビューしたイム・ホは、1995年のドラマ『妖婦 張禧嬪(チャン・ヒビン)』で第19代王の粛宗(スクチョン)、1998年のドラマ『大王の道』では第21代王・英祖(ヨンジョ)の息子である思悼世子(サドセジャ)を演じている。
『チャングム』以降も王様役のオファーは絶えず、2009年には『善徳女王』で真智王(チンジワン)を演じた。
しかしながら、王以外の役にも意欲的で、2014年のドラマ『鄭道伝』では学者役を、『オクニョ 運命の女(ひと)』では捕盗庁(ポドチョン)のカン・ソノ役も演じた。
2019年のドラマ『ヘチ 王座への道』では少論派(ソロンハ)のイ・グァンジャを演じるなど、時代劇の世界で演じる役柄の幅を広げているイム・ホ。
ちなみに私生活では2010年に1年半交際していた11歳年下の一般女性と結婚。近年は王様役や時代劇以外にも、果敢に挑んでいるだけに注目しておきたい。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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