俳優キム・ウビンとシン・ミナの結婚式で語られた、法輪僧侶の祝辞全文が公開された。
【関連】余命宣告も乗り越え…キム・ウビン♡シン・ミナ、“10年の軌跡”をおさらい!
12月20日に行われたキム・ウビンとシン・ミナ結婚式では、世間にも親しまれている法輪僧侶による温かくも深い言葉が会場を包み込み、大きな感動を呼んだ。
23日には、仏教団体・浄土会の公式サイトに法輪の祝辞全文が公開。
浄土会側は「先日、俳優キム・ウビンさんが僧を訪ね、結婚式の祝辞をお願いしました。キム・ウビンさんは2017年に上咽頭がんを患った際、僧との相談を通じて精神的に大きな支えを受け、シン・ミナさんも看病を続ける中で僧の慰めが大きな力となったというご縁があります。また、お二人は結婚に先立ち、僧が設立した平和人権難民支援団体『良い友だち』をはじめ、複数の団体に計3億ウォンを寄付し、分かち合いを実践してきました。こうしたご縁から、僧も快く結婚式への参列を決めました」と、祝辞を引き受けた背景を説明している。
並んで立つ二人を見つめながら、法輪僧は幸せな結婚生活を送るために、どのような心構えで生きるべきかを静かに語ったという。
法輪僧侶は「私はお二人と長い間、ご縁を結んできました。ミナさんは心が温かく、10年以上前から貧しい子どもたちを支援する活動を続けてきました。特に、北朝鮮から韓国に渡ってきた脱北者の苦しみを和らげるため、多くの支援をしてきました。脱北者と共に来た子どもたちは、韓国社会にうまく馴染めず、学校で孤立することも少なくありませんが、そうした子どもたちを放課後に支えるプログラムにも継続して後援をしてきました」と紹介した。
さらに「ウビンさんは一時、健康面で大きな困難を抱えていましたが、ミナさんが慶州・南山の観世音菩薩の前で供米を頭に載せ、宗教を超えて共に祈ったことがありました。その後、ウビンさんが健康を取り戻し、今日この場で二人が手を取り合い、生涯を共に生きると約束するに至ったのは、まさに深いご縁の結果です」と語り、会場に深い余韻を残した。
一方で「共に生きることは決して簡単ではありません。常に今日のような気持ちでいられたらどれほど良いでしょうか。しかし生きていく中で考え方の違いが生まれ、そこから葛藤が生じます。多くの人は、結婚すれば二人は同じでなければならないと思いがちですが、それが時に結婚を個人の自由を縛るものにしてしまいます。その結果、離れたい気持ちが生まれるのです。それを乗り越えるためには、夫婦がただ温かく依存し合うだけでなく、互いの自由を深く尊重することが必要です」と強調。
続いて「半分と半分が合わさって一つになる結婚は、満月になっても中央に亀裂が残ります。しかし、完全な一つと一つが出会って満月になれば、そこに亀裂はありません。仮に将来、別れが訪れたとしても、半分を失った苦しみに陥ることなく、自分自身として立ち続けられる二人であってほしい。結婚が束縛ではなく、互いをより自由にするものであってほしい」と、結婚の本質について語った。
さらに「多くの人は『好き』を愛だと考えますが、好きという感情はしばしば欲望に過ぎません。好きが冷めれば、嫌悪や憎しみに変わることもあります。先ほどウビンさんが誓いで述べたように、お互いの違いを認めなければなりません。結婚した夫婦であっても、考え方も、感じ方も、信じるものも、見解も異なります。その違いを認めることを『尊重』と言います」と強調した。
そして「次に必要なのは、違いを認めた上で、『妻の立場ならそう感じるかもしれない』『夫の立場ならそう考えるかもしれない』と相手を理解することです。理解を伴わない愛は、時に暴力へと変わることがあります。常に相手の立場を理解することを土台とした愛を大切にしてほしい」と語った。
最後に法輪僧は「互いの違いを認める尊重、そして相手への理解。この二つを必ず心に刻んでください。そこにもう一つ付け加えるなら、愛には責任が伴うということです。お二人は韓国社会から大きな愛を受けている存在です。名声に伴う社会的責任を常に意識し、国民の期待に背かない生き方をするのが必要です」と語り、祝福の言葉で締めくくった。
10年の歳月を経て夫婦となったキム・ウビン、シン・ミナに、多くの祝福が寄せられている。
(記事提供=OSEN)
■【関連】結婚式の模様と来場者も明らかに!! シン・ミナ&キム・ウビン、ほのぼの幸せ婚に豪華スター集結
前へ
次へ