少女から大人の女性へ。『トンイ』が女優ハン・ヒョジュにもたらした影響とは?

2020年08月21日 スペシャル #女優 #トンイ
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韓流プレミアで放送されている韓国時代劇『トンイ』。ハン・ヒョジュは、このドラマで主人公のトンイを演じているが、彼女がドラマを通して視聴者にどんな影響を与えたのだろうか。

そして、ハン・ヒョジュは『トンイ』で主演を務めてどんなことを感じたのか。言葉を通して、彼女が何を感じたのかを見ていこう。このコメントは2011年3月に『トンイ』の放送に合わせて行なわれたNHKの合同記者会見と撮影会で来日したときにこう語っている。

「確実に言えることは、成長したということではなくて、今まさに成長しつつある過程にあるということです。今回の『トンイ』というドラマを通して、女優としても人間としても、いろいろ助けてもらったと思います。今回の撮影は1年間ですが、10年分くらいの経験をしたような気もします。その経験を通して、“少女から大人の女性になるというのはこういうことなのか”と感じました」

トンイの中に見出したものとは?

そう語った今のハン・ヒョジュからは少女の頃の面影が消え、大人の女性としての美しさが見えてきた。

それこそが彼女の成長の証だろうが、まだ過程にあると自ら表現するところに女優としての頼もしさがある。

実際、ハン・ヒョジュはトンイになりきって1年間を過ごしてみて、この女性の中にいったい何を見いだしたのであろうか。

「トンイはまさに強い心を持って運命を変えていった女性です。とても尊い心を持っていましたし、正直で正しい道を歩いていきました。私が演技をするにはすばらしすぎる人だと思いました。幸いに、このドラマの後には『トンイ』を題材にした漫画や小説、歴史的な事実を基にした本やドキュメンタリーが盛んに作られました。“本当にドラマの影響は大きいなあ”と実感しました。私も本屋さんに行って『トンイ』の本が上下2冊になって並んでいるのを見て、とても満ち足りた気持ちになりました」

【発掘写真】『トンイ』でブレイクした女優ハン・ヒョジュの原点がここに!!

今後韓国でも日本でも、人々が歴史上の淑嬪・崔氏を思うとき、そこにはハン・ヒョジュが演じたトンイのイメージがかならず重なることだろう。それだけの影響力をハン・ヒョジュは持っていたのである。

構成=大地 康

写真は2010年10月13日に韓国で『トンイ』放映終了後に撮られた一枚(写真=SPORTS KOREA)

♢ハン・ヒョジュ プロフィール
生年月日:1987年2月22日生まれ
身長:170cm
星座:うお座
デビュー:2005年ドラマ『ノンストップ5』
出身校:東国大学演劇映画科

☆主な出演作
『ノンストップ5』(ドラマ、2005年)
『春のワルツ』(ドラマ、2006年)
『空くらい地くらい』(ドラマ、2007年)
『イルジメ~一枝梅』(ドラマ、2008年)
『華麗なる遺産』(ドラマ、2009年)
『トンイ』(ドラマ、2010年)
『王になった男』(映画、2012年)
『W-二つの世界』(ドラマ、2016年)
『トレッドストーン』(ドラマ、2019年)
『太陽は動かない』(映画、2020年)

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