“トッケビ”も“財閥の御曹司”も出てこない!共感度100%、リアルな恋を描く韓ドラ3選

2025年07月07日 スペシャル #佐々木夏美
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「そんなドラマみたいな展開、あるわけない」

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恋愛をしていると、つい口にしてしまうセリフのひとつだ。特に韓国ドラマには、そんな“ありえない”展開が数多く登場する。

財閥の御曹司と貧しい女性、社長と平社員、トッケビ(鬼)と女子高生…。現実ではまず出会わないであろう組み合わせのカップルたちが、奇跡のような愛を育んでいく――。そんな非日常こそ、韓ドラの醍醐味だと言えるだろう。

しかし、今回は「90%くらいなら自分にも起こりそう」、あるいは「これはもう私の話では?」と思える、リアルで少し刺激的な韓国ドラマを3作品ご紹介したい。

『ユミの細胞たち』(Prime Video)

30代の平凡な会社員・ユミ(演者キム・ゴウン)の恋愛や日常を、“脳内の細胞たち”の視点から描くユニークな人気シリーズ。恋愛、仕事、結婚…誰もが一度は悩むテーマを、驚くほどリアルに描き出している。

シーズン1では、会社員としてキャリアを重ねていたユミが、紹介で出会ったゲーム開発者ウン(演者アン・ボヒョン)との恋を描く。シーズン2では会社を辞め、小説家の夢を目指すユミが、同僚ボビー(演者パク・ジニョン)との新たな恋と葛藤を経験。そして最終話では、見事スター作家として成功を収めた。

現在、シーズン3の制作とキャスティングが決定しており、2026年の放送が予定されている。これまでのシリーズ同様、仕事と恋のリアルな選択に共感し、涙する視聴者も多いはずだ。 

『ユミの細胞たち』
(画像=TVING)

『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』(U-NEXT)

恋に仕事に行き詰まりを感じていた30代独身女性・ジナ(演者ソン・イェジン)が、久しぶりに再会した親友の弟・ジュニ(演者チョン・ヘイン)と心を通わせていくラブストーリー。

“親友の兄弟”という設定は一見フィクションのようでいて、意外と現実でも起こり得る関係性。しかも、二人は幼少期から家族同然に育った間柄であり、恋愛には多くの障害が立ちはだかる。

最初は秘密の恋を楽しんでいた二人だが、物語が進むにつれ、家族からの反対や親友との確執など、切ない展開が待ち受ける。

「家族をとるか、恋人をとるか」「友情と恋愛、どちらを選ぶべきか」――そんな問いに、視聴者自身も向き合いたくなるような作品だ。

『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』
(画像=JTBC)

『愛のあとにくるもの』(Prime Video)

坂口健太郎とイ・セヨンの共演で話題を集めた、国際恋愛ドラマ。

5年前、日本へ語学留学に来た韓国人女性・ホン(演者イ・セヨン)と、小説家を目指す大学生・潤吾(演者坂口健太郎)の淡く切ないラブストーリー。

文化や言語の違いが生む小さなすれ違い、異国での孤独、将来への不安など、国際恋愛ならではの“共感の壁”が丁寧に描かれており、別れの決断に至るまでのホンの葛藤は、恋愛を経験したすべての女性の心に刺さるはず。

別れから5年後、作家となった潤吾と、会社員として働くホンは、仕事を通じて再会。互いに恋人がいるという状況の中で、それぞれの胸の奥にしまっていた想いが揺れ動き始める。 恋

の始まりよりも、終わりに共感するドラマ。国際恋愛を経験した人はもちろん、そうでない人にもおすすめしたい1作だ。

『愛のあとにくるもの』
(画像=Prime Video)

「こんなこと、私にもあるかも」―― そんな予感が芽生えたら、ぜひこの3作を観てほしい。

リアルで、でも少しドラマチックな恋のかたちは、意外と自分のすぐそばにあるのかもしれない。

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