猛暑を爽快に吹き飛ばす/夏にゼッタイ見たい「涼しいラブコメ」3選

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心を清々しく潤してくれるラブコメは、真夏の清涼剤だ。冷房の効いた部屋で、ひんやりとしたアイスを手にしながら、甘く笑えるストーリーに身を委ねる…これほどの贅沢があるだろうか。暑さを忘れさせてくれる魔法のような3作品を紹介しよう。

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『キング・ザ・ランド』(2023年)

『キング・ザ・ランド』
画像=JTBC

きらびやかな高級ホテルを舞台にして、御曹司のウォン(演者イ・ジュノ)と笑顔が素敵な最優秀社員サラン(演者ユナ)が出会う。初対面は最悪、けれど、運命の糸は静かに結ばれていた。職務を通じて訪れた済州島(チェジュド)に広がる碧き海、潮風、輝く陽射しが、心を閉ざしていたウォンに安らぎと開放感をもたらした。

予期せぬトラブルで小島に2人きりで泊まることになった夜、ふとした瞬間に心の距離が縮まり、恋の芽が静かに膨らんでいく。済州島の海は、まるで物語の語り手のように、2人の恋路を見守っていた。のちに彼らが直面する困難も、あの海で刻んだ記憶があったからこそ、勇気をもらって乗り越えることができた。

『哲仁王后~俺がクイーン⁉~』(2020~2021年)

『哲仁王后~俺がクイーン⁉~』
画像=tvN

現代の韓国大統領官邸で腕をふるう天才シェフが罠に陥って逃げる途上でプールに落ちた。その瞬間、時空を越えて朝鮮王朝末期の王宮へと魂ごと飛ばされてしまう。そして目覚めた彼は、なんと、哲仁(チョリン)王后の身体の中にいた…。

魂は男性、身体は女性。戸惑い、暴れ、叫ぶ日々。だが、シン・ヘソンの演技力が型破りでありながらも愛らしく、愉快で強気な王妃像を作り上げた。

共演のキム・ジョンヒョンが扮した哲宗(チョルジョン)と演じる「王宮のラブロマンス」は、いつも笑いが絶えなかった。まさに、涼風のようなコミカルシーンが心に爽快感をもたらしてくれるのだ。抱腹絶倒は暑さ対策で最強であることを実感できる。

『海街チャチャチャ』(2021年)

『海街チャチャチャ』
画像=tvN

常に真夏のまばゆい海を想起させる珠玉の一作である。舞台は小さな港町。そこに生きる人々の温もりと海辺の風景が胸を打つ。すべての中心にいるのが、町で最も愛されるドゥシク(演者キム・ソンホ)だ。

彼と偶然出会った都会育ちの歯科医ヘジン(演者シン・ミナ)とのラブロマンスは、潮風のように優しさに満ちていた。ときに陽気で、ときに涙を誘う。ドゥシクの過去には影が差す場面もあったが、そんな彼を優しく包み込んだのが、どこまでも広がる青い海だった。物語全体に流れる爽やかさは、冷えたジュースのようであり、何杯でもお代わりがほしくなる。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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