Prime Videoで配信されてきた『グッドボーイ』は、7月20日に最終回を迎えた。このドラマの主役は、インソン市警察署の強力特捜チームだ。みんなメダリストの特別採用で警察官になった元アスリートである。
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チーム長はレスリングの銅メダリストだったコ・マンシク(演者ホ・ソンテ)。この男は武骨でコワモテだが、部下思いで根は優しい。
チーム随一の暴れん坊が元ボクシング・金メダリストのユン・ドンジュ(演者パク・ボゴム)。無鉄砲で警察の決まりをまったく守らない。しかし、標的を追い詰める執念はハンパない。その代わり、危険な目に遭ってばかりで重傷がとても多い。
チームの知性派がフェンシングで銀メダリストだったキム・ジョンヒョン(演者イ・サンイ)。大企業社長の御曹司なのだが、自ら危険な警察官になった。
そして、ドンジュとジョンヒョンが愛する「射撃の天才選手」チ・ハンナ(演者キム・ソヒョン)。父親が警察官で殉職しているが、自分も警察官になって父親が銃撃された謎を追っている。
さらに、円盤投げの選手だったシン・ジェホン(演者テ・ウォンソク)。子供が多いので生活が楽になるように出世を狙っているのだが、性格はとてもいい。
以上5人の強力特捜チームが標的にしているのが、関税庁職員のミン・ジュヨン(オ・ジョンセ)である。表向きは公務員だが、裏では密輸と麻薬で大金を手にしており、資金力を使ってインソン市の政治と警察を支配している。驚くべき巨悪なのである。
この男のスパイが警察署にいて、強力特捜チームの動きが筒抜けになってしまう。そのために、ジュヨンをいつも取り逃がしてしまうのだが、最後になってドンジュが、仕掛けられたテロに果敢に挑んでいく。こうして最終決戦で壮絶な「巨悪VS強力特捜チーム」が繰り広げられた。
その際、強力特捜チームのメンバーたちは自分の競技種目を最大限に生かして敵を追い詰めていった。その息詰まる展開は本当に見応えがあった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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