テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『ホジュン~伝説の心医~』。7月3日の第47話では、明に行く使節に随行していたユ・ドジ(演者ナムグン・ミン)が都の漢陽(ハニャン)に戻って来た。
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彼は、明に行く直前にホ・ジュン(演者キム・ジュヒョク)に対して、「このままでは終わらない」と巻き返しを宣言していた。そして、明から戻ってみると、彼は自宅で重大なことを聞いた。それは、「自分が留守の間に母親のオ氏夫人(演者キム・ミスク)が重病になって、それをホ・ジュンが治した」ということである。
実際、オ氏夫人は大病の後に生まれ変わったように性格が一変していた。それまで彼女はホ・ジュンのことを執拗に恨んでいたのだが、むしろそのことを大いに反省するようになった。息子のユ・ドジに対しても、「人を恨んでも自分を傷つけるだけだ」と説得する有様だった。その言葉を聞いたユ・ドジの心境は本当に複雑だった。
ユ・ドジは、ホ・ジュンを強烈なライバルだと思い、彼に負けないように頑張ってきた。しかし、医女との醜聞によって左遷されてしまい、明まで行く羽目になった。ようやく帰ってきたら、母親の重病を知り、治療してくれたホ・ジュンに対して大きな借りを感じるようになってしまった。
そのホ・ジュンは疫病の治療のために黄海道(ファンヘド)に行っていたが、梅の実が効くという治療法で大いに成果をあげて都に戻ってきた。すぐにユ・ドジはホ・ジュンを呼び出し、「かならず礼をする。大きな借りがあるから」と伝えた。
ユ・ドジとしても、このまま黙っているわけにはいかない。ますますホ・ジュンは内医院(ネイウォン)で名声を高めている。ユ・ドジが「差をつけられた」とあせってしまうのも仕方がない。
しかし、ユ・ドジは新たな方法を見つけて巻き返しをはかるだろう。こうして、『ホジュン~伝説の心医~』では、ホ・ジュンとユ・ドジの新たなライバル対決が展開されていく。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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