俳優の故パク・ヨンハさんがこの世を去ってから、早くも15年の歳月が流れた。
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パク・ヨンハさんが亡くなったのは2010年6月30日。ソウル・ノンヒョンドンの自宅で遺体で発見された。享年33歳だった。
当時、警察は「経済的な困窮やうつ病の兆候、既往歴などはなかった。がん闘病中の父親の看病と芸能活動、そして事業の両立によるストレスが大きかったものと推測される」との見解を示していた。
1994年に俳優デビューしたパク・ヨンハさんは、『見てまた見て』『冬のソナタ』などの作品で幅広い人気を博した。特に『冬のソナタ』で一躍スターの仲間入りを果たし、韓国のみならず日本でも圧倒的な人気を集めた。
日本では韓国人として初めて4年連続ゴールドディスク賞を受賞するなど数々の記録を打ち立てた。
2008年のドラマ『オンエアー』では自然体ながらも印象的な演技で、俳優としてのキャリアを安定して築き上げていた。2009年には映画『作戦 THE SCAM』に出演し、2010年6月9日にはアルバム『STARS』を発表するなど、最後まで精力的に活動を続けていた。
そんな中、突然の訃報が伝えられ、芸能界は大きな衝撃に包まれた。ペ・ヨンジュンをはじめ、イ・ビョンホン、ソ・ジソブ、ソン・スンホン、チェ・ジウ、キム・ジェジュン、リュ・シウォン、パク・ヘイルなど、親交のあった芸能人たちが続々と弔問に訪れ、故人を偲んだ。
中でも親友として知られるソ・ジソブは、葬儀場で号泣する姿が目撃されたほか、遺族のために葬儀費用を全額負担したことも報じられた。
また、キム・ジェジュンは毎年故人の納骨堂を訪れており、今年も15回忌を前日に控えた6月29日に参拝。「兄さんが逝ってから、もう15年だなんて今でも信じられない。時が経てば大切な記憶も薄れていくかもしれないけれど、兄さんは依然として多くの人の心の中に熱く生きている」と思いを綴った。
パク・ヨンハさんの突然の死から15年。彼は今もなお、多くの人々の記憶の中で愛され、惜しまれる存在であり続けている。
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