日本に韓流ブームをもたらした記念碑的な名作『冬のソナタ』が韓国で初放送されたのは、2002年1月から3月までであった。当時、ドラマが大人気になると、出演者に対するウワサ話がとても盛り上がるようになった。その中で、悪女チェリンに扮したパク・ソルミも渦中に巻き込まれていった。
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直接のきっかけになったのは、インターネット上にオープンした『冬のソナタ』の視聴者たちのファンサイトだった。このサイトには『冬のソナタ』の出演者ごとの掲示板が作られていたが、その中でパク・ソルミの掲示板には「彼女は整形美人ではないのか」「そんな話が出ているが、絶対にない」という論争が起こった。
特にクローズアップされたのが、パク・ソルミのアゴであった。「アゴが尖っているのは整形で削ったから」という意見がたくさん集まってきたのだが、これに対してパク・ソルミ本人が正直に語っていた。
「二重まぶたにしたことはありますが、それもすぐに消えて、今は自然体です。それ以外に、私は整形をしていません」
こうした騒動の中で、インターネット上にはその数年前の彼女の顔写真が公開されたりしたが、その写真は確かにアゴが太く見えていた。それでも、パク・ソルミはしっかりと反論した。
「以前は体重が65キロまであってアゴもふっくらしていました。しかし、本格的にドラマに出演しながら、かなり減量しましたので、顔の肉が落ちてアゴを削ったように見えたのかもしれません」
このようにパク・ソルミは自らの言葉で語っていた。
チェ・ジウが演じたユジンをいじめるチェリンに扮していたパク・ソルミ。様々な論争に巻き込まれたが、彼女は常に明るかった。
「理解してくださるファンが多くてとても幸せです。整形疑惑の件もファンの1つの愛情表現だと受け取っています」
このようにパク・ソルミは理解を示していた。こうした騒動が起きるのも、『冬のソナタ』が爆発的な人気になった余波であった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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