テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『ホジュン~伝説の心医~』では、6月6日の第28話でホ・ジュン(演者キム・ジュヒョク)とユ・ドジ(演者ナムグン・ミン)の関係が非常に危なくなってきた。
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ホ・ジュンは科挙に見事主席で合格し、内医院(ネイウォン)に入ることになった。そのとき、先に科挙に合格して内医院の先輩だったユ・ドジは、ホ・ジュンに対して「ユ・ウィテ(演者ペク・ユンシク)の弟子であることを言わないでくれ」と忠告してきた。
内医院の上司とユ・ウィテには「もめた因縁」があったからである。しかし、ホ・ジュンはユ・ドジの言葉に耳を貸さず、内医院で合格証をもらうときに師匠の名前を聞かれて、はっきりと「ユ・ウィテです」と言った。
それはホ・ジュンの信念であった。医術を教えてくれた師匠の名を隠すわけにはいかなかったのだ。それなのに、息子のユ・ドジは内医院の中で出世しか考えない男だった。
彼はミスを犯して左遷されていたのだが、自分の妻の父親に頼み込んで再び王子の御医に戻してもらった。権力者に頼ってまで細工をして、自分の立場を有利に運んでいった。
しかし、ホ・ジュンはまったく出世を考えていない。あくまでも医療で世の中に尽くしたいと真剣に考えていた。しかし、最初に内医院での仕事が始まるとき、ホ・ジュンは妻イ・ダヒ(演者パク・ウンビン)の病気のために遅刻してしまった。ホ・ジュンとしては本当に仕方がないことだった。
その後、研修生の指導係にユ・ドジが選ばれたが、彼はホ・ジュンに対して、罰として1週間の宿直を言い渡した。妻の具合が良くないのでホ・ジュンは本当に困ったのだが、そういう家庭の事情をユ・ドジはまったく顧みなかった。
愛情あふれる形で患者を診察した父親のユ・ウィテ。この心医と違って、息子のユ・ドジは人情に欠けた男であった。そんな男が指導係になって、ホ・ジュンはどのように対応していくのか。ますます2人の関係が緊迫していった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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