映画監督のパク・チャヌクが、韓国映画産業が深刻な危機に直面しているとの見解を示した。
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1月19日、英紙『インディペンデント』は、映画『しあわせな選択』(3月6日日本公開)を手がけたパク・チャヌク監督のインタビューを公開した。
このインタビューでパク・チャヌク監督は、外から見ると韓国映画界は好調に見えるかもしれないが、その裏には看過できない問題が存在すると指摘した。
パク監督は「世界的に知られるいくつかの作品があるにもかかわらず、韓国映画産業が大きな危機にあることはもはや秘密ではない。その最大の理由は、映画館そのものが深刻な危機に陥っているからだ」と語り、「パンデミック期間中、観客は映画館に足を運ぶことができず、その間に“自宅でも十分に面白い作品が見られる”という事実に気付いた。そしてその後、多くの人が映画館に戻らなくなってしまった」と説明した。
さらに、映画会社がストリーミングへの移行過程で誤った教訓を得た結果、悪循環が生まれていると指摘。
「投資家は映画への投資を控えるようになり、仮に投資をする場合でも、大胆な物語ではなく、いわゆる“安全な”企画ばかりを選ぶようになった。その結果、映画が劇場公開されても、観客は内容が予測通りで面白みに欠けると感じ、観客数はさらに減少し、収益も落ち込む。すると投資家は再び投資を減らすことになる」と現状を分析した。
また、「多くの人は、映画やテレビを特別に重要で神聖な芸術だとは考えていない。ただ時間を潰すための2時間の手段、あるいは娯楽の一つとして捉えている」と述べ、「そういう意味では、紙を作る仕事と映画を作る仕事は本質的にとてもよく似ている。自分を“映画監督”という枠だけで定義すること自体が愚かなことだ」と自身の考えを明かした。
さらにパク監督は、「しかし正直に言えば、私自身もこれまで映画の主人公であるマンスのように生きてきた」と語り、「この映画を制作しながら、自分自身も少しはそうした生き方を改めるべきではないか、と考えるようになった」と付け加えた。
(記事提供=OSEN)
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