【韓ドラ深堀り】『隠し味にはロマンス』のロケ地は時代劇の聖地&韓国屈指の“味の都”

2025年05月24日 話題 #李ハナ #Netflix
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最近じわじわと人気を集めている韓国ドラマ『隠し味にはロマンス』。物語の舞台となるのは、朝鮮王朝の王族「全州李氏」の発祥の地(=本貫)であり、「ビビンバ発祥の地」としても知られる“味の都”「全州(チョンジュ)」だ。

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全州には伝統家屋(韓屋)が多く保存されており、ノスタルジックな風景が色濃く残っていることから、ドラマや映画のロケ地として近年注目を集めている。

これまでにも『赤い袖先』『恋慕』『チェックイン漢陽』『ジョンニョン:スター誕生』などの時代劇をはじめ、近年では『二十五、二十一』『貞淑なお仕事』『おつかれさま』『隠し味にはロマンス』など、ジャンルを問わず多くの作品が全州で撮影された。

(画像=ENA)

なかでも『隠し味にはロマンス』は、全体の約80%が全州で撮影されたという。

ランドマークに限らず、八百屋や精肉店、飲食店、居酒屋といった生活感あふれる実在の店舗も数多く登場し、リアリティに富んだ仕上がりとなっている。

たとえば、主人公モ・ヨンジュ(演者コ・ミンシ)が密かに唐辛子粉を取引していたのは、「全州南部市場」の路地裏。

(画像=ENA)

また、チン・ミョンスク(演者キム・シンロク)が15年働いていたという豆もやしクッパの店は、実在する専門店「全州ウォンイ豆もやしクッパ」であり、地元でも人気の老舗である。

そのほかにも、「全州韓屋村」「全州文化広場」「全州市庁」「南川橋」「ダルボン橋」など、全州を代表する魅力的なスポットが作中にたびたび登場。まるで全州市による観光プロモーションのように、市内各地がロケ地として活用されている。

(画像=ENA)

全州は“映画の都市”としても知られ、毎年「全州国際映画祭」が開催されている。2008年4月には、地方自治体が設立した韓国初の映画撮影スタジオ「全州映画総合撮影所」も開設。敷地面積は約17,182坪にのぼり、国内屈指の規模を誇っている。

Netflixシリーズ『イカゲーム』や、映画『パラサイト 半地下の家族』など、世界的に知られるヒット作もこの撮影所で誕生しており、その存在感は年々高まっている。

ある制作関係者によれば、「全州は映像制作に最適な都市として認知されており、食事の選択肢も豊富で、長期間の撮影でもストレスが少ない」との声もあるという。

もともと映像業界では注目されていた全州だが、『隠し味にはロマンス』のヒットにより、今後はドラマの“聖地巡礼”を楽しむ観光客の増加にも拍車がかかりそうだ。

『隠し味にはロマンス』は、毎週月・火曜日にNetflixで配信中。

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