痛快なのは『オク氏夫人伝』だけじゃない!“朝鮮版弁護士”が大活躍する韓国時代劇3選

このエントリーをはてなブックマークに追加

このほど、韓国時代劇『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』(U-NEXTで配信)が最終回を迎えた。

【関連】胸いっぱいの感動…『オク氏夫人伝』が“完璧な結末”で有終の美。

(※以下、第1話のネタバレあり)

主人公は、身分が奴婢である朝鮮時代の女性・クドク(演者イム・ジヨン)。彼女は逃亡奴婢として暮らしていたある日、良家の令嬢オク・テヨンに出会う。

テヨンから「私は必ず外知部(ウェジブ)になる」という夢を聞かされたクドクは、「女の身で官職に就くのは…」と半信半疑に。するとテヨンは「外知部は官職じゃないわ。文字さえ読めれば誰にでもできる」と目を輝かせる。

「外知部」とは、今で言うところの弁護士だ。当時、庶民たちは悔しい目に遭っても文字や法律を知らず、訴えられない人が多かった。心優しいテヨンは「そういう人たちを助けたい」という夢を胸に抱き、清から朝鮮の地に帰ってきたのだ。

しかし、2人が泊まっていた宿に火事が起きた日、テヨンはクドクを助けたあと、命を落としてしまう。意識を失ったクドクが目覚めた先はテヨンの実家だった。そしてクドクは命の恩人であるオク・テヨンとして生きることを決め、賢さを生かしてテヨンの夢・外知部になる。

韓国の時代劇で外知部が登場するのは、実は『オク氏夫人伝』が初めてではない。そこで今回は、外知部が登場する時代劇を紹介する。

『オクニョ 運命の女』(U-NEXT、ABEMAほか)

『オクニョ 運命の女』
(画像=MBC)

2016年に放送されたドラマ『オクニョ 運命の女』は、外知部の存在を最初に取り上げた時代劇といえる。

舞台は16世紀半ばの朝鮮王朝時代。監獄で生まれ育った天才少女のオクニョ(演者チン・セヨン)は、囚人たちから知識や言葉を教わり、身に着けていく。

やがて彼女は監獄の茶母、体探人、通訳などの仕事を経て、庶民たちの悔しさを晴らしてくれる外知部として活躍することに…。

ドラマを手がけたのはあの『チャングムの誓い』を手がけた“時代劇の巨匠”イ・ビョンフン監督。彼は当時、弱者の立場に立った存在の価値に注目すべく、『オクニョ』を企画したと明かした。

『朝鮮弁護士』(WOWOW、KNTVほか)

『朝鮮弁護士』
(画像=MBC)

タイトルから分かるように、主人公の職業が外知部であることを全面に出した時代劇だ。

主人公のカン・ハンス(演者ウ・ドファン)は普段はお調子者だが、幼い頃に両親を殺した敵への復讐を誓った人物。

やがて漢陽で名をとどろかす外知部となるハンスは、外知部らしく訟事による復讐で、徐々に親の敵を追い詰めていくが…。

文字が読めなかったり、法律を知らない弱者たちの味方として正義を実現していくハンスの活躍は、現代の弁護士とそう変わらない。破天荒なハンスと仲間が繰り広げる痛快なリベンジドラマだった。

『御史とジョイ』(Netflix、U-NEXT)

『御史とジョイ』
(画像=tvN)

2PMテギョンとキム・ヘユンが主演した『御史とジョイ』。美食家の暗行御史(アメンオサ/地方官の監察を秘密裏に行う国王直属の官吏)と離婚ほやほやの女性が、殺人、陰謀、不正など、あらゆる悪事に立ち向かう姿を描く。

主人公は暗行御史だが、事件を描く過程で外知部も登場。チャ・ハギョン(=VIXXのN)が演じたチェ・スンリュルだ。

百戦百勝、漢陽最高の外知部であるスンリュルは、詐欺にあった女性たちの訴訟を代理したり、主人公のジョイ(演者キム・ヘユン)が詐欺被害に遭いそうなところを助けたりする。幼馴染であるジョイと醸し出すちょっとした“いい雰囲気”も物語を彩った。

(文=韓ドラ・時代劇.com編集部)

【関連】逆境に立ち向かう女性を描いた『オクニョ 運命の女』がBS日テレで放送

【写真】『オク氏夫人伝』の和気あいあいとした撮影の裏側!

【関連】『オク氏夫人伝』の完成度が高い理由…撮影・美術・音楽監督の努力が光った!

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事