人気シリーズ『イカゲーム』シーズン2の収益が1兆5000億ウォン(約1500億円)に達するという報道について、Netflixがこれを強く否定した。
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1月1日、Netflixは公式プレスリリースを通じて、「公開初週からNetflix公式ランキングサイトで世界1位を記録した韓国の誇るべき作品『イカゲーム』シーズン2に寄せられる多大なる関心と愛情に深く感謝申し上げる」としたうえで、「昨日、韓国の調査機関が発表した『イカゲーム』シーズン2の収益予測分析について、事実と異なる部分があるため、公式立場をお伝えする」と説明した。
同日、メディア研究機関「Kエンターテックハブ」は、『イカゲーム』シーズン2が最低でも1兆5000億ウォンの収益が推定されると発表した。
同機関によれば、シーズン1は製作費約250億ウォンで1兆ウォン以上の収益を上げた。シーズン2は制作費が1000億ウォンと約4倍に増加したものの、公開1日目で世界ランキング1位を記録し、その後6日間1位を維持。これにより、シーズン1を上回る1兆5000億ウォン規模の収益が期待されると予測した。
Kエンターテックハブのハン・ジョンフン代表は、「シーズン1ほどの収益性(制作費比べ40倍)には及ばなくとも、少なくとも制作費の10倍以上の収益が期待できる。さらに、Netflixの株価上昇や新規加入者の増加などの波及効果も考えられ、韓国がグローバルコンテンツ戦略の中心的役割を果たしていることが改めて確認できるはず」と述べた。
これに対し、Netflixはこのような収益推定は不可能であると強く反論した。
声明の中で、「Netflixのような月額サブスクリプションのサービスでは、個別の作品の視聴数や視聴時間によって追加収益を得ることはない。そのため、特定の作品の興行による収益を算出することは不可能だ」と説明。
さらに、「個別作品による金銭的収益の推定を可能にする公式情報は存在せず、Netflixもそのような方法で作品の成功を評価することはないし、できない」と述べた。
また、「収益の予測は映画館のチケット販売によるボックスオフィス成績や、1作品ごとの購入を基にしたVODサービスの収益分析手法に適している。月額制で無制限にコンテンツを視聴できるサブスクリプションサービスには適用できない」と補足した。
Netflixは、「誤った分析や主張によって、Netflixのビジネスモデルに対する誤解が広がり、正確でない情報が拡散されることを懸念している」と述べた。
一方、『イカゲーム』シーズン2は12月26日に配信され、公開2日で93カ国のTVショー部門で1位を獲得した。
(記事提供=OSEN)
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